消費行動を解明する

お金について日々考えていると、消費行動に興味を持つようになってきました。
実際にはかなり複雑なモデルで、経済学者が研究しているような分野ですが、僕なりに書いていきたいと思います。
何が人の消費行動を決めるのか?
お金があるのは当然として、パッと思いつくのが欲の強さ。
何々が欲しい、行きたい、食べたい、したいという思いが強ければ、強いほど消費行動につながる。
これに加えて、もう1つ重要な要素があります。
それが、どうやってお金を手に入れたか?今後手に入れるか?
大学時代にこんな出来事がありました。
僕は、某飲食チェーン店でバイトをしていたのですが、ある日別の店舗の応援に行くことになりました。
自転車で行ったのですが、応援先の店長はバスで来たと思い、バス代の約400円をくれました。
当然しれっと受け取ります。
その後、帰り道にお菓子やアイスを買い込み、400円を費消しました。
普段、店長に怒られたりしながら苦労して得たバイト代で、お菓子を買うことはほぼありません。
しかしこの日は、労せずして得た400円だったので、何となく使ってしまったのです。
同じような経験がある人は、多いのではないでしょうか?
一般的にも、ギャンブル等で楽して得たお金は、散財してしまうようです。
以上のように、どうやってお金を得たかによって、消費行動が変わってしまいます。
2つの数値を使って表してみましょう。
それがどれぐらい欲しいのかを欲望指数、お金を得るためにどのぐらい労力を使ったのか&今後どのぐらい労力を使いそうかを労力指数と定義。
「とにかく欲しいんだよ」という欲望指数を、「いやいや苦労して得たお金やから慎重に」という労力指数が食い止めて、結局はその差で落ち着きます。
例えば、欲望指数が50、労力指数が30だとすると、その差の20だけ消費する。
上記が平均的な人だとすると、僕の場合は、欲望指数は少な目で45、仕事がめちゃくちゃ嫌いなので労力指数は40。
よって消費は5と人よりもかなり少なくなるのです。
また、宝くじを当てた人だと、欲望指数は50と変わりませんが、労力指数が一気に5まで下がるので、消費は45。
この2つの指数は、常に変化しています。
商品の勧誘を受けて魅力を感じれば、消費指数が上がったり、将来の収入に不安を感じれば、労力指数は上がる。
この変化によって、時に消費行動が活発になったり、下火になったります。
僕の仮説はいかがでしたか?
仮にこの仮説が正しいとすると、労力指数がかなり大事なことが分かるでしょう。
欲望指数は、性格的な部分もあるので改善するのが難しい。
だからこそ、労力指数に注目してしてみましょう。
と言っても、仕事で苦労しろと言っているわけではありません。
お金に対して、真摯に、誠実に向き合っていくのです。
具体的には、家計簿をつけて、予算・決算をしてみるのはどうでしょうか?
こうやって貯めたお金は労力指数が上がって、決して無駄遣いをするなどできないはず。
逆に、お金をバカバカ使っている人は、欲望がスゴイのかもしれませんが、労力指数が低い可能性もあります。
つまり、稼ぐことにあまり苦労していない。
だから、どんどん働いて稼いでもらいましょう。
借金してまで使うような多重債務者には、特に働きまくってもらいましょう。
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