重大なご報告①
新年度が始まりました!
明日4月2日から、皆さん気分を新たにお仕事頑張ってください。
僕はこうやってTwitterで煽っているはずでした。
そう、あの日までは・・・
春らしい陽気になって桜も咲いてきた3月下旬の夜、スマホに1通のLINEが届きました。
送り先は、セミリタイアするはずの職場の同僚B子さん。
B子さん ちょっと話があるから、明日会えないかな?
僕はすぐにOKの返事を送ります。
ここで1つ、皆さんに黙っていたことがあります。
実は僕は、B子さんと付き合っていました。
B子さんは、僕の2こ下の30歳。
背が高く、痩せ型ながら胸はそこそこ大きく、髪はセミロング。
100人中95人は好きであろう典型的な美人です。
いい女だな~と思いつつも、席が離れていたこともあり、それほど話す機会はありませんでした。
ところが、昨年4月に席替えがあり、B子さんの隣に行くことになりました。
最初は仕事のことを聞くぐらいでしたが、少しずつ世間話もするようになり、秋頃には結構親しくなっていました。
僕は憂鬱な仕事の中、B子さんと談笑している時が唯一の幸せでした。
そんな中、12月上旬に忘年会がありました。
僕とB子さんは、遠くの席になって話す機会がなくガッカリ。
しかし会が終わって、出口付近で溜まっている時に、B子さんが横に来てくれました。
酒の影響で僕の顔を赤くなっているのを心配して、「金村さん、大丈夫ですか~?」と肩を揉みながら声を掛けてくれます。
「全然大丈夫ですよ~」と言い、そのまま2人で横に並んで駅に向かい歩きはじめます。
「今日は席が遠くになって話せなかったですね」とB子さんが言いました。
このまま誘えば2人きりで話せるんじゃないか・・・と思いつつも、これまでの世間話の中で、B子さんに彼氏がいることを知っています。
僕はフリーの女性にもアプローチできない程なので、美人でしかも彼氏がいる女性を誘うことなどできるはずもありません。
なので「そうですね、残念ですね~」と言い、地下鉄に乗り込みます。
地下鉄の中、少し沈黙が流れ僕が乗り換える駅に電車が到着しました。
その時B子さんから「少し話したいので、ちょっと飲んできません?」と言いました。
僕は天にも登りそうな気持ちを押し殺し「おぉ、いいですね」と平静を装い答えます。
B子さんがたまに行くというバーに行きました。
薄暗いバーの中、僕たちは色々な話をしました。
普段職場では、芸能人の話やお客さんをディスったりぐらいの話題ですが、この日B子さんは積極的にプライベートなことを話してくれました。
今までにどんな男を付き合ってきて、どうやって別れて、今付き合っている彼とも上手くいっていないことも全部話してくれました。
僕は恋愛経験などないので、黙ってふんふんと聞いているだけです。
9時過ぎに入った店でしたが、気がつくと11時を過ぎています。
僕たちは店を出て、駅のほうまで歩き始めました。
B子さんは酔っ払ってトロ~ンとした目をして、僕を見てきます。
そして手を繋いできました。
僕もそっと手を握ります。
「もうちょっと一緒にいようか?」
今まで絶対に言えなかった言葉が、自然と口から出てきました。
それは目くるめく夜でした。
土曜日の朝、B子さんのマンションのベットの中で僕たちは2人。
横を見ると、女神としか思えないB子さんの寝顔が。
何度も夢かと疑いましたが、これは紛れもない現実なんです。
昨日の夜僕たちは2回戦を交え、そして朝もう一度愛し合います。
その後、B子さんは彼氏と別れました。
そして僕たちは、正式な告白などないものの付き合うようになりました。
仕事帰り、週2ぐらいで共に1人暮らししているお互いの家に交互行き、一緒にご飯を食べて、お風呂に入って寝る。
翌朝は朝早く自宅に帰ってから出勤という日々が続きました。
休日は土曜日はそれぞれ好きなことをして過ごし、夜から日曜日の昼ぐらいにかけて家で過ごしたり、近所の公園に行ったり。
B子さんは本来飲みに行ったり、外へ遊びに行ったり、買い物へ行くのが好きなようでした。
しかし、僕の趣向を汲んで、家や近所の公園でまったりと過ごしくれました。
金もかからない女でした。
こんなに可愛くて、性格のいい子が僕なんかと付き合ってくれる。
ずっとこんな日々が続けばいいのにと思いました。
しかし、僕には大きな問題がありました。
すでにセミリタイアのための退職の意向を上司に伝え、手続きが進んでいるのです。
もちろん、B子さんには言っていません。
僕は迷います。
一度セミリタイアを決心して完全に気持ちが切れてしまっており、これ以上仕事を続けるのは無理です。
いくら彼女が可愛いからといって、それで頑張れるほど僕の仕事嫌いさはやわなものではありません。
また仕事を続けても、B子さんとこのままずっと付き合ったり、結婚できる保証などどこにもない。
セミリタイアは裏切らないけど、B子さんの気持ちなど簡単に変わってしまいます。
なので、セミリタイアを撤回する選択肢は僕にはありません。
しかし、セミリタイアすると言ったらB子さんはどう思うだろう?それでも彼女でいてくれるだろうか?
Bさんの元カレは同い年の美容師で、優良企業で総合職で働くB子の半分程度の収入だったそうです。
その点に不安を感じて、結局元カレと上手くいかずに別れたとB子さんは言っていました。
波長が合うという部分はありつつも、結局僕がちゃんとした仕事をしていることも含めてB子さんは好きになってくれたに違いない。
3月末でセミリタイアして無職になるなどと言ったら、間違いなく愛想を尽かされることでしょう。
何よりもそれを黙って今まで付き合っていたことも、大変なマイナスポイントです。
迷った挙げ句、僕はセミリタイアのことはB子さんには言わないことにしました。
いずれ職場で発表がある時まで、このままの関係を続けます。
セミリタイアすることが分かり、B子さんにフラれることは想定済。
万が一それでも付き合ってくれるなら、その間は札幌へは行かずに福岡で過ごしてB子さんとの関係を続けよう。
どうせ今言ったら、すぐにフラれるだけ。
バレるまでは、この最高の生活を享受することにしたのです。
記事が長くなったので続きは②とします。
本日20時頃にアップ予定です。
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