最適ポートフォリオを考えてみる

長期国際分散投資をやっていると、誰しもがポートフォリオ(資産配分・アセットアロケーション)について悩んだ経験があるでしょう。
よくポートフォリオが資産運用の成果の8割だの、9割だのを決めると言われるのでなおさらです。
そこで本日は、最適なポートフォリオについての考えを書きたいと思います。
ちなみに僕は、以下のポートフォリオで運用しています。
日本株 25%
日本債券 15%
先進国株 27%
新興国株 13%
先進国債券 10%
日本不動産 5%
外国不動産 5%
このポートフォリオに落ち着くまで、多少の紆余曲折がありました。
最初に始めた頃はより分散を意識して、新興国債券とコモディティを入れていました。
しかし勉強する中で、この2つは外すことにしました。
新興国債券は為替変動が激しすぎる、コモディティはそれ自体が何か生み出すものではないという理論に納得したからです。
以後は目標ポートフォリオは、全く変わらずに今に至ります。
今のポートフォリオにしてから最初は少し悩みましたが、1年ぐらいすると特に考えることもなくなりました。
目標に近づくように粛々と投資を続け、元本に対して60%、1,172万円の利益を上げています。
勘違いしてほしくないのは、僕は決して自分のポートフォリオを推奨するわけではありません。
僕の考える最適ポートフォリオは、最低限の分散をクリアすれば、自分にとってどんな時でも気持ちよく運用できるかどうか?という1点です。
どんな時でもという点がポイントで、下がった時に売ったり、積立を辞めてしまわないようにリスク管理をすることは当たり前。
逆に保守的過ぎて上がった時に、ドヤっている人を羨ましく思い、高値掴みをするようでもいけません。
実際に行動しないまでも、市況によって感情を乱されるようでもダメ。
投資ぐらいのことで、モヤモヤするのはバカらしいです。
各自の状況、性格等によって、しっくりくるポートフォリオがあるはず。
一旦これを見つけると、終の棲家の如く落ち着いて、もう他のことが気にならなくなります。
これこそ、長期国際分散投資において最も大事な投資を継続できる状態。
最初は誰かのマネでもいいし、鉛筆なめなめでもいいから、適度に分散されたポートフォリオでとにかく投資を始める。
その後一定期間は、モラトリアムでいいんじゃないでしょうか。
色々な意見を参考にしつつ、試行錯誤で自分のポートフォリオを探っていく。
気持ち悪さが出てくれば、配分を変えてみる。
そして最終的な安住の地を見つけ、腰を据えて気持ちよく(余計なことを考えなくてもいい状態で)投資を続ける。
ぜひ皆様にも、超気持ちいいポートフォリオを作っていただきたいです。
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