株価暴落のニュースに物申したいこと

最近株価が暴落しており、ニュースでも大々的に取り上げられています。
典型的な報道が、以下のようなもの。
これを見て、僕はいつも違和感を覚えます。
気になるのは、個人投資家へのインタビュー場面。
登場した方は、「これがいつまで続くのか不安、お金を使うこと自体、非常にためらっちゃう」とおっしゃっています。
株価暴落時の個人投資家へのインタビューでは、不安、恐怖、落胆、失望ばかりが聞かれます。
でもこれってガチなんでしょうか?
例えば、もし僕が株価暴落時にインタビューを受けたら、「投資をやっている以上想定内、長期的には成長していくと思っているので、粛々と続けていきます」と答えるでしょう。
Twitterを見ていると、買い時だとテンションが上がっている人もいます。
しかし、ニュースではそんな人は見たことがありません。
「株価暴落により、個人投資家が大変な思いをしている」とのストーリーありきで、その趣旨に合ったコメントだけ使っているのでは?との疑念が生じてしまいます。
株価暴落時、落胆:平静:歓喜の割合がどのぐらいかは分かりません。
落胆が多数派とは思いますが、平静や歓喜も一定数はいるでしょう。
しかし株を知らない人からすると、個人投資家の落胆のインタビューばっかりで、「やっぱり株は怖い、有事にはとんでもないことになる」ぐらいのイメージが植え付けられてもおかしくないでしょう。
事実、僕も株をやる前はそう思っていました。
マスゴミなどと揶揄する人もいますが、僕としてはニュース番組はネットに比べれば、遥かに正確性・中立性が担保されていると信頼しています。
フェイクニュースで社会が混乱している際には、「冷静に行動するように」呼びかけています。
ならば、株価暴落の際には不安を煽り投資へのマイナスイメージを助長するだけではなく、一方では「暴落時でも投資を続けることで、長期的に見れば有効な資産形成ができる」声もある点も紹介されることを要望します。
貯蓄から投資への流れが進みつつある世の中的に、投資の多面的な情報を伝えることが、マスコミの役割ではないでしょうか?
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