怒られて嬉しい時

最近はあまりないですが、仕事をしていると怒られる時があります。
当然怒られるといい気分はしないし、場合によっては大きく凹んでいました。
しかし1つだけ例外があって、むしろ怒られても嬉しく感じることがありました。
それは、他人のミスで自分が怒られる場合。
たまたま電話を取って、強烈なお叱りを受ける。
謝罪したり、今後の対応を提案したりする。
怒りが収まるまで、ずっと話を聞くこともあります。
時間もかかるし、骨の折れる作業ですが、一方でプラスの感情になっている自分がいました。
まず、「あの人も意外とこんなミスするんだ」とホッとした気分になります。
ダメなのは自分だけじゃないという安心感。
もう1つあってこれが大きのですが、ミスした張本人に1個貸しを作ることができます。
よほど鈍感・非常識な人でもなければ、自分の不手際で迷惑をかけて申し訳ないと認識するでしょう。
対応が終わった後に、「私のことで本当にすいません」と言われ、「いえいえ、全然全然」と答える。
これをやっておくと、次何かあっても大丈夫との期待感に繋がります。
さすがに向こう1・2週間で、この人から詰められることはないでしょう。
何か聞いた時にも、丁寧に教えてくれることもありそうです。
良識ある方が多かったので、実際の対応もそんな感じでした。
だから、他人のミスで怒られている時は、若干これ見よがし感で怒られているのをアピール。
本人に伝える時には、絶対に嫌味っぽくならないように、「ほんま全然大丈夫っす」感を出して、とは言っても恩着せがましくならないように、細心の注意を払っていました。
一連の流れをそつなくこなすと、「よし」と心の中で微笑んだものです。
今思うと、ビクビクしながら、打算的に行動していたな~と思います。
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