期待リターン4%の訳
当初はコメント欄で書こうと思ったのですが、かなりの長文になりそうですし、自分としてももう一度きちんと整理したいと思ったので記事で書くことにしました。
まず僕は資産運用規則中にもある通り、日本株式25%、日本債券15%、先進国株式27%、振興国株式13%、先進国債券10%、日本不動産5%、外国不動産5%でアセットアロケーションを組んでいます。
全体の期待リターンは各資産の期待リターンの加重平均で出せます。
しかし、この期待リターンを値を決めるのに、どのくらい前までのデータを参考にするのか?また過去のデータから将来のリターンは決められないなど色々な問題があり、専門家の間でも各資産の期待リターンには大きな差があります。
そこで僕としてはそれぞれを参考にしながら厳しめにアセットアロケーションの期待リターンを設定することとしました。
以下参考にしたデータです
①年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)
期待リターン 日本株4.8%、日本債券3.0%、外国株式5.0%、外国債券3.5%
②【新版】内藤忍の資産設計塾
期待リターン 日本株式7.0%、日本債券2.0%、外国株式8.0%、外国債券5.0%
③ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド
期待リターン 日本株式6.0%、日本債券1.0%、先進国株式6.0%、振興国株式8.0%、外国債券1.0%
④投資信託ブログ ファンドの海アセットアロケーション分析
期待リターン 日本株式4.8%、日本債券1.0%、先進国株式5.0%、振興国株式9.25%、先進国債券3.5%
このデータを元に僕のアセットアロケーションで期待リターンを計算すると、
①4.45% ②6.5% ③5.01% ④4.74%
4つを平均すると5.175%
となります。
※日本不動産は日本株式、外国不動産は外国株式(先進国株式)、振興国株式がない場合は外国株式に入れ計算
次に各資産の最も期待リターンの低いものを見てみると
日本株式4.8%、日本債券1.0%、外国株式5.0%、外国債券1.0%となり
全体の期待リターンは3.94%となります。
専門家(一部個人ブロガー)の平均が5.175%、それぞれの最悪での計算が3.94%となったので、
僕のアセットアロケーションでの期待リターンとしては
資産運用規則に書いているとおり5%を目標としつつ、
早期リタイア計画では厳しめに4%とすることとしています。