お金にまつわるきれいごと

よく、個別株の購入理由として「その企業が好きで、応援したいから」と言うのを耳にします。
その他にも、
・市債を買ったのは、自分の住んでいる市の役に立ちたいから
・このテーマ投信を買ったのは、その産業の成長を応援したいから
・この金融商品を買ったのは、あの担当者だったから
ただのお金儲けだけではない、貢献という意味を持たせ、素晴らしい消費活動のように思えます。
しかし、僕はこの手の発言をあまり信用していません。
ただ、上手く金儲けできなかった言い訳じゃね~の?
もしくは、上手く金儲けできなかった時のための保険じゃね~の?
以前、昼休み中に、組合の保険屋が勧誘に来て、死亡保険を結構しつこく勧められました。
もちろん、僕は断固拒否。
しかし、同僚は勧められた死亡定期保険に加入。
彼は、独身でおそらく両親に仕送りをしているわけでもなく、死亡保険なんか全く不要。
にもかかわらず、なぜ加入したのか聞くと、
「掛け金も安いし、職場のみんなの助け合いと思って」と言っていました。
しかし、僕には保険のことなんかよく分からず、しつこく勧誘され、保険料もそんな高くないので、面倒くさくて加入してしまったようにしか見えません。
そんなこと言うとバカに見られるので、加入理由として体裁のいいことを言ったように思えます。
金融商品を買って、パフォーマンスが優れなくても、
企業を応援、自分の住んでいる市を応援、担当者を応援と言っておけば、それなりの理由がつきます。
買う前に言っておけば、例え成績が悪くても、バカ呼ばわりすることを避けられそう。
そういう保険をかけるために、無意識に言っているんじゃないでしょうか?
僕は金融商品を買うなんて、ほぼほぼ「儲けたい!」という理由しか信じられません。
もちろん、リスクとリターンの関係は気にするので、ただ結果儲かったから、それですべて良しではありません。
ただ、上手くいかなかったからといって、きれいごとを言うのは個人投資家として、醜いとすら思います。
そんなんじゃ進歩はないぞ!って。
僕は、他人を応援したいとか、社会貢献なんぞ微塵も思ってなく、ただただ自分の利益のためだけに投資をしています。
個別株投資は楽しみの要素もありますが、基本的には「うまく立ち回って、もっともっと金を稼いでやろう」という思いでやっています。
お金のきれいごとなんて、大嫌いだ!
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