サンクコストは考えるな

9月18日(金)、僕はヤフオクドームにいました。
ミステリーショッパーで、ドーム内のテナント調査をするためです。
調査日を選択する際に、9月18日にちょうど優勝するのでは?と予想し、この日を選びました。
別に、ソフトバンクのファンではありませんが、プロ野球好きとして、優勝を目の前で見てみたい。
しかし、予想は外れ、前日に優勝を決めてしまったのです。
つまりこの日は、完全に消化試合・・・
ヤフオクドームに行き、調査は10分程度で終了。
この後、2つの選択肢があります。
①試合を見る
②すぐに帰る
おそらく①を選ぶ人は多いはず。
せっかくチケットを買ったのだから、消化試合でも見なきゃ損。
チケット代が無駄になる。
しかし、僕は②の行動を取りました。
”サンクコスト”の考え方を採用したのです。
サンクコストとは埋没費用と訳され、もう取り戻せない費用。
この場合は、チケット代がそれに当たります。
チケットはもう購入してしまっているだから、取り戻せません。
だから、この状況で大事なことは、試合を見るという時間の使い方が自分にとって、有意義か否かを考えること。
ソフトバンク、ロッテいずれのファンでもなく、消化試合を見ることは僕にとっては全く有意義なことではありません。
取り戻せないチケット代は考えず、消化試合なんか見ずに、さっさと帰って楽しい時間を過ごす。これが最善の行動。
この状況では、チケット代がもったいないのではなく、つまらない試合を見る時間がもったいないと考えるのです。
そして、僕はさっさと球場を後にして、天ぷら屋で定食を食べ、家に帰って巨人戦を見て、有意義な時間を過ごすことができました。

チケット代が無駄だからと試合を見ていたら、10時くらいになって、もっとコスパの悪い定食屋で食事をして、疲れて11時ごろに家に帰りついたでしょう。
どちらの行動が賢いかは明白です。
サンクコストは考えるな。
これは有名で、時間を無駄にしないために極めて有効な考え方。
間違った執着にとらわれると、時間と労力を無駄にすることになります。
とは言っても、どうしても、もったいないと思う気持ちは分かります。
人間ってそういうもの。
しかし、サンクコストを躊躇なく考えないことを意識して、トレーニングしておくといいと思います。
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