言うは一時の苦、言わぬは数年の苦

5年前の今頃、僕は悩んでいました。
当時は、新卒である部署に配属されて2年半が経過。
来年の4月には、部署異動の可能性が高い。
数日後に、異動希望のため上司とミーティングがあるのです。
もちろん、そのころから僕はダメサラリーマン。
でも、そんなに難しい仕事ではなかったので、表面化はしていない。
ミーティングの前に、上司から
「異動希望をしっかりと考えておくように」と言われました。
さらに「新卒でちゃんとできてるんだから、そんなに消極的な希望じゃだめだよ」とも加えられました。
僕は、家で2つの選択肢で悩んでいました。
①期待に応えて、積極的な異動希望を出す
②自分がダメなことを訴え、消極的な異動希望を出す
悩んだ挙句、ミーティングで上司と気まずくなるのが嫌で、ある程度やる気アピールをして、積極的に前向きな異動希望先を伝えました。
結果、希望先ではありませんでしたが、重要部署に異動。
そこから先は、既に何度も言っている通り。
仕事に全くついていけずに、メンタルはズタボロ。
1年で異動させてもらいました。
苦しかった1年間。
僕は激しく後悔しました。
なんであの時、②の選択肢を選ばなかったのか・・・・
そしたら、こんな重要部署に行くこともなく、こんな苦しむこともなかったはず。
ミーティングでの一時的な気まずさ回避を優先し、言うべきことを言わずに、結局は1年間苦しむことになりました。
次の年のミーティングの時は、1年で異動を希望するという物凄い気まずいことを言った。
しかし、この場面でも言わなかったら、あと余計に2年は苦しんでいたでしょう。
もしかしたら、この世にいなかったかもしれません。
そして、今の職場でも4年目なので、来年は異動が濃厚と思われます。
上司からは、「キム君はちゃんとできるんだから」と言われており、次は積極的な異動希望を出すように促されています。
しかし、もうあんな苦しみは味わいたくありません。
変な空気になってもいいので、いかに自分がダメかをアピールして、簡単な仕事をする部署への異動を全面的に希望予定。
言うは一時の苦、言わぬは数年の苦。
時間を台無しにしないためにも、恥ずかしいこともちゃんと言うべきです。
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