不良を理解&支援する優先順位は低い

僕は通っていた中学校は、荒れていました。
30人程度のクラスが6つあったのですが、1クラスに3~4人程いわゆる不良がいました。
髪を染めて、ピアスをして、変な制服を着ています。
基本的に授業に出席することはなく、廊下で溜まって騒いだりタバコを吸ったり、男女でいちゃいちゃしたり。
そして、教師にいちゃもんをつけて授業を妨害。
学校外では、バイク乗り回したり、カツアゲをしたり、援助交際をしたりしているようでした。
そんな彼らに対して、教師(大人)たちの反応は意外にも寛容。
万引き、バイク、カツアゲ、喫煙、援助交際など明らかに違法行為をしているし、教師もある程度それを把握しています。
にもかかわらず、少年院送りになった生徒はいません。
彼らに対して、相当な時間を使い、時に優しく、時に厳しく。
僕ら普通の生徒そっちのけで、時間を割いていた記憶があります。
この対応は、学校なのか教育委員会が決めているのか分かりませんが、ある程度不良への理解や同情が働いているのかもしれません。
特に頭のいい人は、何でも分析しようとして以下の通り考えます。
不良には、家庭環境が複雑な人が多い。
彼ら(彼女ら)は親から十分な愛情を注いでもらえなかった。
また、学生の本分である勉強がそれほどできるわけでもなく、そこで目立ち愛情を得ることもできない。
その結果、問題行動を起こすことで、周りの注目を集めようとしている。
彼らもまた被害者であり、愛情に飢えているので、十分に愛情を持って接してあげないといけないんだと。
まあ家庭が複雑というのは一理あるかもしれませんが・・・
しかし、彼らを理解して、支援する優先順位は相当低い。
いい子になるとは思えないし。
不良になれる人間は、今後いかようにも世の中渡っていけます。
マイルドヤンキーになって、幸せに生きていくもの。
その能力を使って、会社内で出世していくもの。
コミュ力を使い、うまく立ち回るもの。
暴力団になって甘い蜜を吸うもの。
断言しておきますが、彼らは決して可哀そうで弱い人間ではありません。
スクールカーストで上位を取れるだけの能力値があるのです。
学校内で目立ち、周りを服従され、女の子にもモテる。
僕たちが月1,000円の小遣いをやりくりしている中、様々な方法でありえない程の経済活動もしています。
仮に僕が不良になりたいと思ってなれるでしょうか?
髪を染めて、先生に犯行して不良グループに入ろうとしても入れてもらえないでしょう。
なんか違うオーラを瞬時に読み取られ、「調子に乗るな」と言われ、逆に不良にボコボコにされたり、虐められたりするだけです。
教師の優先順位は、不良ではなく、スクールカスートで下位に甘んじている人たち。
彼らが、しっかりと学力をつけたり、何か1つでも自信を持てるものが見つかるように、丁寧に見ていかないといけません。
また、不良に威嚇されて彼らが萎縮してしまわないように気を配る必要があります。
そのため、不良には厳しい対応が必要。
授業を妨害したり、学校内での喫煙等の問題行動が改善されない場合は、施設送りでいいでしょう。
忙しい教師は、不良に無駄なエネルギーを使って、真に教育が必要な人たちへの支援が疎かになってはいけません。
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