金融OLとグラマー技師とのその後の展開

6月25日(土)
朝から掃除を済ませ、少し遅めの朝食を食べる。
平日のストレスフルな仕事とは雲泥の差の穏やかな1日だ。
金融OLから、「予定調整中なのでちょっと待ってね」とLINEがきてから、はや10日以上が過ぎた。
何の音沙汰もない。
一体、彼女は何を考えているんだ?
楽しみにしていると言いつつ、1ヶ月以上予定が埋まっている。
さらに、7月後半なら大丈夫だと言いつつ、誘ったら放置をする。
少し期待させておいて、一気に奈落の底に突き落とす。
女性はこんなに不誠実な生き物なのか?
だとすれば、数あるストーカーの気持ちも分からなくもない。
いっそのこと、無視するなり、はっきり断るなどしてほしい。
いずれにせよ、さすがにこれ以上弄ばれるのはごめんだ。
もし返信があった場合、一応は行くが、これ以上金融OLに金を使うのは辞めよう。
公園とか動物園とか安いレジャーにでも行き、割り切ってデートの練習をして、嫌われること覚悟で部屋に誘おう。
これまで誠心誠意尽くしてきたけど、ここまでひどい扱いを受けたのだ。
それぐらいしても、罰は当たらない。
金融OLとは違い、グラマー技師とは相変わらず順調だった。
youbrideで毎日のようにメッセージをやり取りをしている。
しかし、僕は無料会員。グラマー技師の返信がないことには自分からメッセージすら送れない。
ただ、いい感じでは進んでいるので、今さら有料会員になるのももったいない。
6月23日(木)
出会ってから5日、本名も教えあったし、すでに多くの会話もしたのでLINEに誘ってみた。
意外なほどあっさりとOKをもらい、僕たちはLINEに移行した。
無料でここまでできてしまった。
こんなところでも節約心が働く。
いいのか?悪いのか?
LINE移行後も僕たちの頻繁な会話は変わらない。
お互いに基本的に即座に返信。
金融OLにはありえなかったことだ。
次の目標は時間と金を無駄にしないためにも顔写真を交換して、ストライクゾーンであれば、実際に会う。
ただ、少し不安がある。
LINEの中で、「全然オシャレじゃない」と言っていたこと。
多くの女性はオシャレが好きだ。
頭がおかしいのでは?というほどに服や美容に金を使う。
しかし、その熱心さがあることで綺麗になり、僕たち男性陣を魅了し、興奮させる。
結果として、男は少しでも気を引くために多くの金を使うことになる。
食事を奢り、プレゼントをし、最終的には専業主婦として、3食昼寝付きの特権階級を与えるのだ。
そんなオシャレにあまり興味がないということは・・・オシャレをしても無駄だということなのか?
僕に一抹の不安がよぎる。
これは、お互いのためにも会う前に写真を交換しておこう。
6月25日(土)
僕はスポーツクラブでバイクをしている最中にグラマー技師とLINEをしていた。
お互い、今日は何するの?的な相変わらず、他愛もない(面白くもなんともない)内容。
僕が、いつも通りスポーツクラブに行っていると送ると、こんな返信が帰ってきた。
10:22 グラマー技師)すごいね。
今後会ったりすることになる前に言っておくけど、私、痩せてないけん。
スレンダーな人が好みならたぶん無理やと思う(笑)
痩せてない???
グラマーではなかったのか?
そもそも痩せてないとはどのぐらいのか?
ぽっちゃりなのか?それとも普通に太っているのか?
僕は別にスレンダーが好きなわけではない。
むしろ少しムチムチなぐらいが一番好みかもしれない。
しかし、ムチムチを通り過ぎた途端、一気に感心がなくなってしまう。
絶好のホームランボールから、少し外れると苦手なコースになってしまうように。
ただこの展開は写真交換をする絶好のチャンスだ。
自然な流れで、写真交換に持ち込める。
さらに、「今後会ったりすることになる前に」と会うことも前提になっている。
目標も達成できそうな勢いだ。
顔写真を交換することは少し緊張するし、個人情報も晒すことになるが、事前にボールゾーンを取り除くという大きな意味がある。
詐欺写真を使われる恐れもあるが・・・
と同時に自分がボール球ではないか判断してもらうためでもある。
自分にとって、相手がストライクでも、相手からボール判定されれば何の意味もない。
せっかく会っても、時間と金の無駄だ。
10:24 金村)仲良くなれたから、写真交換しよっか?
あっさりとOKして、すぐに写真を送ってくれた。
グラマー技師は、youbrideで有料会員でメッセージをやり取りをした相手にも、写真を公開する設定にしているので、それほど抵抗がなかったのかもしれない。
肝心の写真はいうと・・・
ぽっちゃりだ。
ただ、致命的なぽっちゃりではない・・・ように見える。
磯山さやかと森三中黒沢の中間ぐらいだろうか?
いや、2:1で森山中寄りだろうか?
そして、顔は・・・
まあまあだ。少なくてもボール球ではない。
似ている有名人は、思い浮かばないけど。
ストレートでセミロングの髪、ほんのりと茶髪に染めている。
胸は・・・意外とでかそうだ。
グラマーというのは、嘘ではないかもしれない。
いずれにせよ、僕のやや広めのストライクゾーンには入る。
十分に一緒にデートしたい。
いや、ブサメンの僕からしたら、もったいないぐらいで、ぜひデートさせていただきたい。
安堵したと同時に、不安が襲ってくる。
僕の写真を見て、フェードアウトされないだろうか?
その可能性のが高いだろう。
僕はスポーツクラブのトイレで写真を取り、グラマー技師に送った。
事前に、いい写真を用意しておかなかったことに後悔しながら。
すぐに「痩せてる」と反応があった。
いきなりのフェードアウトはなかったようだ。
その後も普通に会話が続いた。
北海道に行った時のいくら丼の写真まで送ってくれた。
絵文字も頻繁に入っており、雑になった印象もない。
何とか、足切りラインは突破したということか?
もちろん、安心はできないけど。
次の関門は、食事orデートに誘うことだ。
ただ、グラマー技師も会うことに言及しており、積極的なようだ。
顔写真が生理的に受け付けなかった場合でなければ、行ってくれそう。
あとは、調子に乗って下ネタや過度なディスりをして、レッドカードを受けないことだ。
教科書通りの受け答えをして、次の週末のデートに持ち込もう。

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