RPGと人生

読者の皆さまでも、RPGゲームをやったことのある人が多いでしょう。
代表作は、ドラクエ、FF、ポケモン等。
内容としては、モンスターを倒し経験値を得てレベルアップして、行動範囲を広げていき、最終的にラスボスを倒しエンディングを迎えるというもの。
これって、人生に非常に似ています。
僕たちも、幼少期から学生、就職、社会人と進むにつれて、様々な課題があり、レベルアップしていきます。
最初は、スライムを倒すのと同じように、足し算・引き算など簡単。
しかし、それが方程式になり、微分積分になり、最終的にはストレスと戦いながら複雑な調整を行う仕事へと結びつきます。
ゲームで経験値レベルアップすると、HPが上がったり、呪文が使えるようになります。
僕たちも、知識を身につけたり、経験することで、より高度なことができるようになります。
RPGを最初に作った人って、人生になぞらえて作ったのではないでしょうか?
それぐらい、そっくりです。
しかし、違う点が1つあります。
ゲームでは、ストーリーやラスボスが決められていますが、人生では決められていません。
自分で課題を設定するのです。
RPGゲームでは、ラスボスを倒すというクリアを目指さないと、全く楽しくありません。
弱い敵ばかり倒したり、好きな街に留まったり、ミニゲームでひたすら遊んだり・・・そんなことをしても何の意味もない。
完全にストーリーが作られ、それに従うことでしか楽しめません。
しかし、人生は全然違います。
典型的には、しっかりと仕事を務め、家族を作ることかもしれませんが、ストーリーはそれだけありません。
仕事だけに一極集中して、大きな成果を目指してもいい。
逆に、仕事は最小限にして、趣味に生きてもいい。
僕みたいに、仕事を諦めて、セミリタイアを目指す道もあります。
大事なことは、自分で課題を定め、それに応じたレベルアップしていけばいいだけ。
課題は人の数だけあるので、自分の好きなことならなんだっていいのです。
レールや答えがないから、難しいと思うでしょうか?
そんなことはありません。
レールや答えがあると、そこにたどり着けない僕みたいな能力のない人は悲惨です。
あっさりとこぼれ落ちて、不本意な人生を送るだけしかない。
でも、レールも答えもないので、自分で設定しちゃえばいい。
自分が満足できれば、それが立派な答えになる。
だから、どんな人にもチャンスが生まれるのです。
RPGと同じように、経験値を貯めてレベルアップすることを意識することは大事。
それによって、できなかったことができるようになるからです。
でも、製作者に決められたストーリーはありません。
自分で課題を作り放題なので、そこを利用して楽しめばいいと思います。
- 関連記事