ゴールから逆算する

僕は大学受験の際に、画期的な勉強法を知りました。
志望校の合格最低点と過去問を分析して、勉強計画を立てるというもの。
それまでの僕は、普通に学校の勉強を頑張って、学力をつけて、なるべくいい大学に行ければと思っていました。
これとは全く逆のプロセスで、志望校というゴールから逆算して、必要な勉強を考えていくのです。
勉強→志望校の流れでは大きな無駄が生じます。
学校の定期テストでは、受験には役に立たない暗記をすることもあります。
そもそも必要のない科目も。
しかし、志望校→勉強の流れでは、無駄を徹底的に省くことができます。
必要な知識を、必要なところまで身に着ける。
無駄を省ける分だけ、反復練習に十分な時間を割くことができ、得点力がアップします。
受験勉強で得た知識など、現実の生活にはほとんど役立ちません。
ただ、このゴールから逆算するという発想法は、多いに役立っています。
この発想こそが、僕がセミリタイアを目指すきっかけになったのです。
多くの人は、仕事をそれなりに頑張るという前提がある。
そして、そこで得られた収入に応じて、生活レベルを決めていく。
ただ、このやり方では大きな無駄が生じます。
なぜなら、仕事によって、生活を決めることになるから。
いいところに住んで、いいものを食べて、たっぷりお金を使いたい。
こういった価値観の人は、がむしゃらに働き、うなるほどのお金を稼げばいいでしょう。
ただ、普通に平穏な暮らしができればいいという人にとっては、そんなに大金は必要ありません。
にもかかわらず、辛い思いをして働くのは無駄ではないでしょうか?
まず、このぐらいの生活をするために、いくらぐらい必要というゴールを設定する。
そこから逆算すれば、そこまで働く必要ないんじゃないかと思うはずです。
僕も新社会人の頃は、定年まで働くことが当然と思っていました。
しかし、ゴールを設定して逆算して考えていくと、辛い思いをして定年まで働く必要はないと明確に分かりました。
ゴールから逆算しなければ、僕は心も体もボロボロになって定年まで働いていたかもしれません。
その結果、大金を残して死ぬか、意味のない支出を繰り返すことでしょう。
ゴールから逆算して、行動を最適化していく。
これが効率よく、楽しく生きるコツだと学びました。
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