真夏の恋の急展開②

生で見た大分女子の顔は、写真とは少し違っていた。いい意味で。
写真よりも綺麗系と感じた。
僕的にそんなに好きなわけじゃないけど、女優の中越典子に似ているのではないか。
細身の体で、白のスキニーパンツ、灰色のインナーにチェックのYシャツを着ている。おしゃれな黒縁メガネもあり。
35歳の歳相応。
ドストライクではないけど、まあストライク。
予定通りホテルへと誘導しようと決めた。
店に向かって歩き始める。
金村 「今日は何してた?」
大分女子 「泊まってた友達の家を出て、博多駅の辺で買い物したり、お茶したり」
金村 「何か買った?」
大分女子 「テニスシューズとか化粧品とか。買いすぎちゃった」
LINEで話したほどの盛り上がりではないけど、ぼちぼち会話が続く。
僕は昨日下見をした通りの道を通って、店に連れて行った。
まずビールを注文して、その後刺身、サラダ、カニクリームコロッケ、肉じゃがを注文。
大分女子は優柔不断なのか、なかなか決められない様子だ。
僕がテンポよく注文した。
料理が着くと、広がりそうな話題を探っていく。
大分のこと、今度行く香港のこと、お盆休みにしてたこと等々、話を振った。
普通に会話が続くが、いまいち盛り上がりに欠ける。
LINEの時には、もう少し楽しく会話できていた。
ただ、仕事の話になった時に、大分女子は少しスイッチが入った。
愚痴が出てきたのだ。
大分女子 「2年目の男の子がね・・・やるやる詐欺でやるって言っても、全然仕事やってないんよ」
「も~やる気ないんやったら言わんでほしい」
「それから、忙しいって言って仕事手伝ったんやけど、次の日には定時で帰ってるし・・・」
「周りも何も言わんから、甘えてるよね」
今までの少しぎこちない会話から、一気に口数が増えた。
他にもお客さんの悪口等も出てきた。
ここは下手に話すのも野暮なので、「それ嫌やな~」と適当に相槌を打って、理解している風を示す。
その流れで、大分女子から僕の仕事内容にも質問が次々にされる。
「残業とか結構すると?」
「職場に若い女の子とかおらんの?」
「外回りとかある?」
自然に質問が出てくるので、僕に興味を持ってくれているのかもしれない。
これはいい感じだ。
1時間ぐらいたって、なごんできたあたりで追加注文をする。
カルテルに加え、お好み焼きとアボカドチップにした。
あと1時間ぐらいなので、少しずつSフェーズに移行していきたい。
大分女子は真っ赤なネイルをしていたので、その点に触れてみた。
金村 「お、ネイル可愛いやん」
大分女子 「これ今日やってもらったんよ」
金村 「いつもネイルはそんな感じ?」
大分女子 「仕事始まったら、こんな派手なんは無理やね~」
その流れで、手を掴みよく眺める振りをする。
これまで何回かやってきたので、挙動不信感なく自然にできた。
大分女子も、嫌がる素振りはない。
僕は調子に乗って、その後ちょっとツッコミを入れるときに、肩や太ももを軽く叩いたりした。
それでも大分女子は、普通に受け入れている。
やっぱりカウンターにしてよかった。
ボディータッチは順調にしていたが、言葉ではいまいちだった。
「どんなタイプが好き?」と聞くのが精一杯だった。
もう少し将来のこととか話して、大分女子をその気にさせたかったが、そこまではできなかった。
7時から始まった宴は、すでに9時を回っていた。
大分女子は10時のバスで帰る予定とのことで、ここで店を出ることにした。
会計は8,980円。
僕はサッとカードで払った、大分女子がお金を差し出したので、3,000円を受け取っておいた。
生暖かい風が吹く夜の街に出ると、外は暗くなっていた。
遠くには、目的のホテルのネオンが輝いている。
この光は僕を歓迎しているようにしか見えない。
少し手の込んだおしゃれな店を選んだ、自分なりにSフェーズにも挑戦した。
僕はやるべきことはすべてやってきた。
今こそ、この1年間の成果を見せつける時だ。