貧困層の実態
NHKの放送に登場した貧困女子高生が、バッシングを受けています。
片山さつきが登場したり、バッシングをした人をバッシングする人たちもいて、様々な意見が飛び交っています。
●卑劣! NHK貧困女子高生に“貧乏人は贅沢するな”攻撃! 片山さつきも乗り出し生活保護バッシングの悪夢再び
http://lite-ra.com/2016/08/post-2516.html
NHKの放送では、女子高生が、母子家庭の経済的な事情により、希望する専門学校への進学を諦めたことが伝えられました。
また、家にクーラーがなかったり、パソコンが買えないのでやむなくキーボードだけ買ったことも放送。
しかし、女子高生と思われるTwitterが特定され、1,000円のランチを食べに行っていたこと、好きな映画を見に行っていたことが判明。
本当に貧困女子なのか?と批判する人達がいます。
彼らの批判の趣旨は、よく分かります。
ですが、批判する人達は貧困層の何たるやを分かっていません。
貧困層と言うと、極端に収入が少なく、基礎的な生活も満足に送れないと思っていますが、決してそんなことはありません。
収入が少ないのは、事実かもしれません。
ただ、日本は豊かな国だし、福祉制度もそれなりに整ってはいるので、そこまで絶望的に収入が少ない世帯は稀。
なんだかんだ言って、ちゃっかり収入は確保している。
問題なのは、優先順位のつけ方。
貧困層は、どうでもいいものに高いお金を払っているから貧困なんです。
例の女子高生はパソコンが買えないと言っていました。
今の時代パソコンなど3万円も出せば十分に買えます。
パソコンを持っていなければ、情報化社会から取り残されて、3万円以上損をするのは確実。
現代人にとっては、必須のツールと言えるでしょう。
多少他の物を我慢してでも、絶対に手に入れないといけません。
しかし、そんな大事な物よりも、目先のランチや映画などに費消してしまう。
その結果、パソコンも買えずに、行きたい専門学校にも行けない。
優先順位を理解していない行動の典型。
他にも、貧困層ほどタバコや酒などの嗜好品を好むというデータもあります。
これも、優先順位が分かっていないいい例。
単に欲望に弱い人間なのか?
それとも、それほどまでに嗜好品に高い価値を置いているのか?
まあ人それぞれでしょうが、本人の意思で貧困層になっているだけ。
だから、批判したり、哀れんだり、擁護たりするのはお門違い。
そういう人なんだな~と理解するだけでいいでしょう。
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