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逃げのタイミング

金村 圭介(김 용규)

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電通社員の方の過労死自殺が、ネット界を賑わせています。

電通の女性新入社員自殺、労災と認定 残業月105時間

既に多くの方が、ブログ記事にしていますが、僕も仕事でメンタルをやられた1人として、思いを書いておきたいと思います。

まず、多くの人が言っているのは、「命以上に大事な仕事なんてないので、本当にやばいと思ったら逃げることが大事」という意見。
この意見、全くもって正しいのですが、結果論なんです。

死ぬぐらいだったら、逃げたほうがいいのは誰だって分かっています。
しかし、本当にやばいか否かは、後になってみないと分かりません。
だから、大したことないのにすぐに諦める人もいれば、限界を超えるまで頑張ってしまう人も出てくる。
最適なタイミングなど誰にも分からない。

これって、野球の投手交代のタイミングと似ているような気がします。

先発投手がヘバってきたら、リリーフ投手を出しましょうというのは当たり前。
これは誰しもが、分かっています。
しかし、そのタイミングを判断するのが難しく、投手交代を誤り試合に負けることが頻繁に起こります。

では、なるべくタイミングを見極めるにはどうすればいいのでしょうか?

確かに慣れはあるのですが、人生はペナントレースのように1回失敗しても、何回でも挽回のチャンスがあるわけではありません。
甲子園やポストシーズンのようなもの。

やはり大事なのは、リリーフ投手を充実させること。
リリーフ投手に不安を抱えるチームは、どうしても先発投手を引っ張ることになります。
その結果、球威が落ちてきたところで打ち込まれるのです。
逆に、リリーフが充実しているチームは、球威が落ちてきたタイミングで変えることができ、投手交代のタイミングに成功しやすい。

人生に話を戻すと、リリーフ投手は選択肢の多さに例えられます。

リリーフ投手に不安のあるチームというのは、貯金もなく、頼れる人もおらず、各種公的制度の知識もなく、仕事力もない状態。
これで会社を辞めてしまえば、あっという間に食うにも困ってしまいます。
その結果、辛くても限界を超えるまで頑張ってしまい、再起不能なほど追い込まれてしまいます。

人生のリリーフ投手を充実させていきましょう。

・いざという時のために資産を貯める
・家族など頼れる人との関係を構築する
・給与収入だけに依存せずに、副業を持つ
・低収入でも生きていけるように、節約力を身につける
・別の会社、フリーでもお金を稼げるような仕事力を身につける
・身軽に生きる
・セーフティーネットの制度を知っておく

以上が多ければ、再起不能になる前に逃げることができるようになります。
逆に諦めが早くなる可能性もあることは否定しませんが、少なくても死ぬよりはよっぽどましです。

「ヤバければ逃げればいい」などと安易に考えていけません。
それは結果論であり、状況次第でそのタイミングを逸してしまうことになります。
日ごろから選択肢を作っておくことこそが、ベストタイミングで逃げる確率を高める方法なのです。

資産形成については、僕の本を参考にしていただければ幸いです。
8年間で2800万円貯めた僕の方法
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Posted by金村 圭介(김 용규)
        

Comments 19

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クロ  

金村さんの意見、非常に分かります。
僕も三年前うつ病となり、出勤停止となりましたが、
復帰した今でも当時逃げるべきタイミングは分かりません。
よく、無理しちゃダメだよと言ってくれる方がいますし、
言ってくれるのはありがたいことですが、
少しも無理しないで良いのなら仕事来ませんよね(笑)

2016/10/09 (Sun) 19:08 | EDIT | REPLY |   
マルボロ  

今回の記事、例えが上手ですね👏

2016/10/09 (Sun) 20:04 | EDIT | REPLY |   
金村 圭介(김 용규)  
コメント返信

クロ 様

逃げる準備は必要ですね。

マルボロ 様

ありがとうございます。

2016/10/09 (Sun) 22:58 | EDIT | REPLY |   
-  

>何回でも挽回のチャンスわけではありません。

修正が必要ですね

2016/10/09 (Sun) 23:09 | EDIT | REPLY |   
トム  

すごく共感できます。越えてはいけないラインは、人によって違うので判断できないですよね、、自分で経験したときには、既に手遅れですし

2016/10/10 (Mon) 00:17 | EDIT | REPLY |   
living on the edge  
まったくそのとおりですね。

野球のたとえわかりやすかったです。
7つのポイントその通りだと思いました。
妻子持ちですが、身軽く生活したいと思います。

2016/10/10 (Mon) 00:51 | EDIT | REPLY |   
syv  

投手交代にしても、限界がよく分からないだけにアメリカは一部超エースを除いて100球という目安を作っていますが、日本はなんか曖昧ですね。こういうところでもこの国はダメだなあと思います。

2016/10/10 (Mon) 07:26 | EDIT | REPLY |   
K  

これは結婚についても言えますね。
嫁が専業主婦だと旦那が先発完投型になって崩れたら終わり。経済的な余裕が精神的な安定をもたらす。

2016/10/10 (Mon) 07:34 | EDIT | REPLY |   
-  

死ぬほど辛くても、入社1年目じゃ大して資産も築けてないだろうし、逃げ道なくても、本当に逃げたいと思ったとき、どうすれば良いものだろうか

2016/10/10 (Mon) 09:30 | EDIT | REPLY |   
金村 圭介(김 용규)  
コメント返信

名無し 様
> >何回でも挽回のチャンスわけではありません。
> 修正が必要ですね

ご指摘ありがとうございます。修正しました。

トム 様

難しいですね。

living on the edge 様

身軽は大事だと思います。

syv 様

向こうは登板間隔が短いですからね。

K 様

専業主婦の人は時間あるので、副業でもすればいいと思います。

名無し 様
> 死ぬほど辛くても、入社1年目じゃ大して資産も築けてないだろうし、逃げ道なくても、本当に逃げたいと思ったとき、どうすれば良いものだろうか

親とか頼れる人の存在はでかいと思います。

2016/10/10 (Mon) 16:29 | EDIT | REPLY |   
はなはな  

とても良い記事だと思います。
全くその通りだと思います。

2016/10/11 (Tue) 19:18 | EDIT | REPLY |   
ぽん  

今回の件、気の毒ですね。私も精神科に2回受診しました。仕事が手につかず、たまる一方。今、ベストを尽くし、だめだったらもう一度病院に行こうかと思います。両親・友人相談できる人がいると心強いです。

2016/10/12 (Wed) 00:11 | EDIT | REPLY |   
金村 圭介(김 용규)  
コメント返信

はなはな 様

リリーフを準備しておきましょうね。

ぽん 様

生きないといけませんからね。

2016/10/12 (Wed) 07:31 | EDIT | REPLY |   
-  

キムさんは難しい仕事依頼されたら、断りますか?

2016/10/12 (Wed) 12:42 | EDIT | REPLY |   
金村 圭介(김 용규)  
コメント返信

名無し 様
> キムさんは難しい仕事依頼されたら、断りますか?

断れなさそう。

2016/10/12 (Wed) 22:44 | EDIT | REPLY |   
早期リタイアできるけど働いてるおじさん  

このエントリーはすごく説得力があり、しかも面白く読ませていただきました

2016/10/13 (Thu) 13:15 | EDIT | REPLY |   
金村 圭介(김 용규)  
コメント返信

早期リタイアできるけど働いてるおじさん 様

ありがとうございます。

2016/10/13 (Thu) 22:38 | EDIT | REPLY |   
マオ  

リリーフ投手の例え分かりやすいです!
僕も備えがんばります≡⊂(^-^)⊃

2016/10/16 (Sun) 14:01 | EDIT | REPLY |   
金村 圭介(김 용규)  
コメント返信

マオ 様

共に頑張りましょう。

2016/10/16 (Sun) 14:33 | EDIT | REPLY |   

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