FXに対する姿勢
僕が投資をやっていることを周りに言うと「投資ってFXとか?」とよく聞かれます。
世間では、投資と言えばFXってイメージを持っている人が、多いのかもしれません。
実際に、投資や資産形成に関するブログでもFXの話題は、よく見かけます。
コメントでも、「金村さんはFXはやらないんですか?」と聞かれたことも。
ここで僕の意志を明確にしておきます。
FXは絶対にやりません。
この場で、宣言しておきます。
僕は、最初からインデックス投資を始めたので、FXをしたことはありません。
ほとんどがインデックス投資で、個別株をほんの少しやっている程度。
ただ、某証券会社で、FXのデモトレードをやってみたことがあります。
直近のニュース等から何となく為替を予想して、あとは直感でトレード。
結果は、ボロ負けでした。
最初は、ドル円で取引をしていたのですが、自分の思惑とは反対に為替が動き、損が膨らみます。
この損を取り返したくて、値動きの激しい南アフリカランドを取引。
しかし、またしても逆方向に・・・
さらに、損を広げる結果になってしまいました。
典型的な負けパターン・・・
インデックス投資は、資本主義の成長に自分のお金を乗せていく投資。
全体が増えていく(はず)ので、これに伴って自分の資産も増えます。
対して、FXは全体のお金は一定で、参加の間でこれを取り合うことになる。
ゼロサムゲームと呼ばれます。
もっと言うと、手数料があるので、マイナスサムゲーム。
厳しい戦いであると言えます。
また、長い時間プレイできてしまうのも危険。
投資信託であれば、1日に1度しか価格が決まらないのでリアルタイムでの取引はできません。
だから、それほど相場を気にせずに、穏やかな気持ちでいられます。
一方、FXはリアルタイムで取引できるし、日本の市場がやってない夜間でも普通に取引できます。
もう相場が気になって、食事やジョギングどころではなくなってしまうかもしれません。
最悪の場合、睡眠時間も削ることになります。
以上のような危険があっても、自分は大丈夫と思いがち。
しかし、それこそが最も危険。
僕も、ちょっと自信があったので個別株を始めましたが、インデックス投資のリターンに遠く及んでいません。
世界中の猛者が集まる金融市場で、自分なんてカモネギなんだと実感しました。
FXは参加者同士で、一定のお金を合法的に奪い合う超弱肉強食の熾烈なゲーム。
損をする可能性はもちろん、一度足を踏み入れると歯止めが利かなくなる依存症の恐怖も持ち合わせています。
これまでの経験上、僕はこのゲームに勝つ自信はありません。
また、程よい距離を保ちながら、気持ちよく負けることも無理でしょう。
もちろん、上手く可能性もありますが、セミリタイアを確実に成し遂げたい境遇の中で、この危険地帯に足を踏み入れることは賢くないと思っています。
もし僕が、FXに挑戦するなどと危険なことを言い始めたら、みなさん止めてくださいね。
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