トランプ勝利後の株価を見て、改めて認識したこと
トランプ政権誕生後、円安と株高で資産が急上昇しています。
先月から比べて、たぶん100万円以上。
ただ、こうなる前のことを思い出してください。
トランプが大統領になったら、世界が混乱すると言われていました。
実際、選挙中にトランプ有利の情報が伝わると株価が下落、逆にヒラリー有利の情報が伝わると上昇に転じるという展開。
そして、トランプ大領領が勝利。
当日、トランプ有利の情報が広まるにつれて日経平均は大幅下落。
一時は1,000円安になり、終値でも900円以上の下落。
また、為替も円高方向に振れました。
その日のニュースでは、これから株価下落、円高が進むと頭の良さそうな〇〇証券チーフエコノミスト的な人が言っていた記憶があります。
新聞でも同じようなかんじ。
〇日本経済新聞 金融市場、駆け巡った「トランプ・ショック」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ09H24_Z01C16A1000000/
ところがどうでしょう?
次の日、日経平均は1,000円以上上昇して、1日にして株価が回復。
その後も、トランプ大統領の経済政策への期待から、円安と株高が急速に進んでいます。
この展開、ちょっと笑っちゃいます。
スーパーエリートが、日々株価や為替のことばかり考えていても、全く真逆のことを予想する。
ただ、決して彼らが無能なわけではなく、経済は予想困難ということを改めて教えてくれました。
そして、経済予想は当たらないと割り切って、国際分散投資で市場に居続けることが重要であると、さらに認識を強くしました。
今回の相場で、一番バカを見たのは誰でしょうか?
トランプ勝利後の株価に不安を感じて、売却した人です。
アナリストがあれだけ自信満々に言っているので、株価下落は間違いない。
さらに安くなったところで買おうと考えて、売却した人もいるはずです。
結果的に、大相場を取り逃してしまうことになりました。
僕は、人口増加と資本主義の発展により、長期的に株価が上昇することは相当に確からしいと思っています。
しかし、今回のトランプ勝利以後の株価を見ても分かる通り、プロでも予想は困難。
下手に相場から出たり入ったりするのではなく、予想など諦めて急上昇の際のリターンを確実に享受するために、常に市場にとどまっておく。
果報は寝て待てということです。
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