読書感想文(『自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』 ちきりん)

年末帰省の際、購入した以下の本を読みました。
本では、生産性がキーワードになっています。
気力、体力、能力いずれも低いダメサラリーマンの僕。
生産性を考えるのって、デキる人ってイメージがあるので、無縁の存在と思われるかもしれません。
しかし、僕にとっても生産性は重要なキーワード。
現状、僕は「成果は低く、仕事時間はやや少なめ」と言ったところでしょう。
5段階でいくと、成果2、仕事時間2ぐらい。
もちろん、もう成果を上げようなどという気持ちはほぼありません。
目指すのは、成果は維持しつつ、労働時間や労力を下げること。
「成果は低く、労働時間も少ない」人を目指していきます。
先ほどの数値で言うと、成果2、仕事時間1.5~1を。
労働時間が減っているので、これでも立派な生産性の向上。
僕なりの生産性の向上です。
そんな目的意識を持って、この本を読みました。
そして、そんなクズ社会人でも、以下のように、この本から吸収できる部分がありました。
今、日本で生産性がもっとも高いのは、働きながら子育てをしているワーキングマザーです。彼女らは国際的に見てもとても生産性の高い人たちです。
彼女らも最初は、インプットを増やして忙しい生活に対応しようとします。
しかし、労働時間を増やすだけでは回らなくなります。
こうしてインプットが増やせなくなるといよいよ、生産性の向上が始まります。
本当は子供がいなくても、また共働きでなくても、同じことをすれば誰でも今よりよほど多くの余暇時間を確保できます。でも、ギリギリ切羽詰まったワーキングマザーでもないない限り、それらを実行に移せる人は多くありません。生産性を上げなければ真剣に考えるのは、「そうせざるをえなくなった人だけ」なのです。
以前のブログ記事「なぜママ達は定時に仕事が終わるのか?」で、僕も同じようなことを書いています。
しかし、忘れていました。
安易に自分の時間を犠牲にして、どんどん生産性の低い状態に向かっていきます。
仕事の成果は低いままなのに、労働時間が増えただけ。
生産性が高くなったから、自分の時間ができるのではありません。
自分の時間を作るからこそ、生産性が上がっていくのです。
実際にこれまで、有休を取ったり、スポーツを見るために、仕事が多い中帰ったことがありますが、締め切りに間に合わずにとんでもない状態になったことはありません。
まずやるべきことは、強い気持ちで、仕事時間を減らすこと。
意外と仕事は、なんとかなるもんです。
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