無貯金時代は歓迎すべきこと
先日、ネットサーフィンしていたら、こんな記事を見つけました。
●金融資産を持たない世帯、夫婦世帯は4割強・単身は5割近く(2016年)(最新)
よく見る内容ですが、本当に驚き。
単身世帯の半分が貯金なしって・・・
しかも年々割合が増えている。
いくらなんでも、みんなチャラすぎ。
といつも彼らの自信過剰、能天気さをdisっているのですが、本日はちょっと違う目線で、この無貯金時代を見ていきたいと思います。
実は、貯金のない人が増えることは、僕たち節約家やセミリタイア志望者にとって、非常にいい傾向です。
理由は、お金がないことがマジョリティーになるから。
世の中、基本的に多数派がお得なようにできています。
企業は、利益を最大化するために、ボリュームのある層を狙ってサービスを展開します。
近年では、いい歳して結婚できない(しない)人が増えてきました。
友達も恋人もおらずに、休日はもっぱら1人で過ごすって人も普通。
そのため、1人カラオケ、1人鍋等のおひとりさまサービスが充実してきました。
また、FC2動画では、可愛い女の子があんなことまで見せてくれます。
かつては便所飯などと揶揄されましたが、以上のような企業サービスで、今ではぼっちでも普通に楽しめます。
多数派が得なのは、企業サービスだけではなく、政府も同じ。
政治家も所詮は、選挙で当選しないと話になりません。
どうしても多数派の声を拾って、法律を作っていくことになります。
例えば、年金の3号保険者。
厚生年金加入で扶養に入っている配偶者が保険料の負担なしで、国民年金保険料を払ったことになる制度ですが、はっきり言って有利すぎます。あり得ません。
これも、専業主婦が一般的だったころのなごりじゃないでしょうか。
そして、貯金のない人が増えるとどうなるか?
お金がないことを前提にしたサービス、制度が充実にすることが考えられます。
安く、もしくは無料で楽しめることがもっと増えていくでしょう。
財政との絡みもありますが、お金がなくても心配しなくてよくなるかもしれません。
急激に変わることは、ないかもしれませんが・・・
辛い仕事に耐えてお金を稼がないと、人生を楽しめないという考えは過去の産物になっていく。
早く会社を辞めて、月10万円生活でも十分に楽しむことができる。
寿命までの資産がギリギリでも、将来に過度な不安を感じなくてもよくなる。
無貯金時代は、本当に歓迎すべき素晴らしい傾向なのかもしれません。
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