決して越えてはいけない一線を越えてしまった日

3月15日の午後7時。
僕は会社で、残業をしていました。
締切が近い仕事が複数あったためです。
この日は、WBCの準決勝進出をかけたイスラエル戦。
プレイボールの午後7時にはまだ仕事をしており、結局家に帰ったのは8時半頃。
言うまでもなく、僕の価値観は、趣味>>>>>>>>>>>>仕事。
このポリシーに従い、これまで、どうしても見たい、やりたいことを我慢して、残業をすることはありませんでした。
社会人生活9年。
業務時間外にやっている、日本シリーズ、サッカーワールドカップ(予選)、オリンピックの注目競技などは必ず見てきました。
仕事が立て込んでいる場合も、雑にやったりして、何とか試合開始までには帰宅。
しかし、今回ついに一線越えてしまいました。
仕事が僕の聖域にまで、踏み込んできました。
この時僕は、2時間ぐらい残業してある程度仕事の目処をつけてから、WBCを見よう。
仕事を放り出して見るよりも、そのほうがトータル良い観戦ができると考えました。
一見、最もな考えですが・・・
実はこれこそが、超危険思想。
THE社畜の考えです。
自分が、そこに足を踏み入れたかと思うと、心底ゾッとします。
この2時間の残業が、次第に3時間になり、最終的には観戦を諦める。
仕事だからと割り切って、楽しみを我慢することが当たり前になる。
ゆくゆくは、我慢することに何の違和感も持たなくなる。
オフィスを見渡すと、同じように残業しているオジサン達がたくさんいました。
まるで、今WBCという超興奮する試合が、全く存在していないような雰囲気。
全然興味のない人もいるでしょうが、昔は野球観戦が大好きだった人もいるはず。
それが、野球を見ずに、焦り1つなく仕事をこなしていく。
僕はそんな物分りのいい、オッサンになるつもりはさらさらありません。
絶対に次のWBCまでには、セミリタイアして、日中の決勝戦を完全観戦します。
- 関連記事
-
- 働き方改革には期待できない
- 決して越えてはいけない一線を越えてしまった日
- もう仕事なんてしている場合じゃない