ダメリーマンにとって無縁のこと

先日、以下の小説を読みました。
半沢直樹シリーズの最新作で、非常に面白く読むことができました。
本では、毎度のことながら不正に手を染める銀行員達が登場。
その中には、自分から積極的に加担したわけではない人が出てきました。
上司に指示されたり、自分の地位や身を守るために、仕方なく手を染めてしまった。
所詮、小説だと思うかもしれません。
しかし、現実にもオリンパスや東芝、フォスクスワーゲンでの不祥事もありました。
豊洲移転問題や加計学園問題でも、不適切な事務が問題になっています。
これらの問題を見ていて、サラリーマンの辛さを感じ、同情する人もいるでしょう。
ただ、僕から見ると、全くの他人事でどこか遠い世界の話としか思えません。
自分には全く関係なく、起こり得ない問題です。
というのも、ダメリーマンに決して不正はできません。
不正と言うのは、それなりに仕事のできる人にしか行うことができません。
例えば、不正会計にしても、会計制度をそれなりに知っていて、これなら誤魔化せそうと分かるから不正に手を染める。
よほどずさんな不正を除き、業務知識を熟知しているからこそなせる技です。
僕は普通の事務すらよく分かっておらず、だましだましやっている状態。
そんな人に、高度な知識を要する不正を求める上司はいないでしょう。
単独でやろうと思っても、稚拙でバレバレすぎて上司のもとでストップするだけ。
不正まで行き着かずに、ただの間違いだらけの書類にしかならないはずです。
唯一できるとすれば、現金を扱った時に、ネコババするぐらいでしょうか。
そのぐらい古典的な方法の不正をするのが、精一杯。
僕みたいな究極に仕事ができない人間は、事務のミスや理解不足で問題になることはあっても、不正に加担することは決してありません。
と言うか、やろうと思っても、できないわけです。
ダメリーマンでも、少しぐらいメリットがあるもんですね。
まあ、情けない話なんですが・・・
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