メンタル強化はもう諦めた
先日、図書館で借りてきて以下の本を読みました。
しかし、僅か数ページで本を閉じてしまいました。
こんな一説があったからです。
残酷なことを言うようですが、成人してから、会社の上司に叱られたぐらいで鬱状態になってしまうような人は、もはや手遅れです。残念ながら、この本を読んでも強くはなれないと思います。生まれた時からまったく運動をしたことなく大人になった人に、いきなり激しいスポーツをさせるのは無理な話です。そういう人は、まずゆっくり歩く練習から始めるべきです。書店には多分そういう本もあるはずです。
僕はちょっとミスをしたぐらいで、もうダメだと感じクヨクヨするようなメンタルの弱い人間。
叱られたりしたら、間違いなく鬱状態になってしまいます。
どうやらこの本では手に負えないようで、もっと初心者レベルから始めるしかないみたいです。
思えば、これまでの人生でメンタルを鍛えられるような場面をあまり経験してこなかったのかもしれません。
学生時代は、真面目で勉強もそれなりにできたので、教師や親からもそれほど怒られたことはありません。
厳しい部活でもなかったし、先輩後輩関係もゆる~い感じでした。
受験や就職の際も、それほど高望みしたわけでもないので、ある程度順調に進んで失敗した経験もありません。
就職してからも、パワハラ上司など経験したこともありません。
たぶん恵まれた環境にいたのでしょう。
その反面困難を乗り越えた経験に乏しいため、ちょっとでも辛いことがあると、すぐにメンタルをやられてしまいます。
非常に衛生状態がいいので、ちょっとでも細菌が入るとすぐにお腹を壊してしまうみたいなかんじでしょうか。
僕は自分のメンタルの弱さを自覚しており、これまでメンタル強化の本をそれなりに読んできました。
色々なことが書かれており、読むと何となくできそうな気がします。
しかし、実際の場面ではそう上手くはいかずに、すぐに萎えてしまいます。
まだまだ圧倒的に、実戦経験が足りてないのでしょう。
サラリーマン生活をあと30年続けるなら、メンタル強化は必須。
たぶん数々の修羅場が待っていることでしょう。
しかし、僕の場合はあと2年弱。
もうメンタル強化は諦めます。
メンタル強化を目指すのではなく、ストレス場面を避けることに意識していきます。
無駄な仕事は絶対に引き受けずに、最低限の仕事をやり過ごすことに全力を注ぎます。
困難に大して真正面からぶつかり乗り越えようとするのではなく、臭いものには蓋的な態度も覚えようと思います。
メンタル強化ではなく、メンタルが弱くても生きられる方法を模索していくのです。
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