「忙しい?」とか心配する奴は、ダメリーマンのことが根本的に分かってない

先日、僕の部署を管轄する本部に配属された新入社員のメンタルがヤバいみたいな話を聞きました。
10月頃に中途入社したらしいのですが、駅から泣きながら職場に電話があり、心配した同僚が迎えに行ったようです。
これを聞いた周りの反応は、「あの部署忙しいもんね」「私もあんなに忙しかったら、病むわ・・・」。
僕もよく「新しい職場は忙しい?」などと心配されることがあります。
みんなバカの一つ覚えのように、忙しい、忙しい、忙しい、忙しい、忙しい。
普通に仕事のデキる人は、ダメリーマンのことが根本的に分かっていません。
僕たちダメリーマンが困っている原因は、忙しいからじゃありません。
どうすればいいか分からないし、理解できないからです。
問題は仕事量じゃなくて、難易度であることが全然分かってもらえません。
普通に仕事のデキる人は、僕たちがどれだけ理解力がないか理解できないみたいです。
どうやら大半の人は、未経験で分からない業務でも、マニュアルを読んだり、人に1を聞けば理解して、覚えてできるようになるようです。
上司に相談すれば、答えが出てそれを実行できる。
だからネックになるのは業務量だけで、忙しい、忙しいなどと言っています。
しかし、ダメリーマンは全く次元が違います。
マニュアルを読んでもちんぷんかんぷん。
そのうちに読む気力すら失せてきます。
やむなく人に聞いても、よく分からない場合が大半。
普通の人が1のことを1回聞けば覚えられることを、10を10回ぐらい聞かないと覚えられません。
上司に相談しても、途中で何を言っているかついていけなくなり、結局よく分からないまま途方に暮れます。
当然上司が指示した内容と全然違う完成形になって、ため息をつかれることばかり。
道筋さえ見えれば量が多かろうが忙しかろうが何とかイケますが、先が全く見えないので忙しくなるところまで行き着かないのが現状です。
問題の新入社員が、どんな状態だったかは分かりません。
でも忙しいのはある程度やるべきことが分かっている状態なわけで、そこまで行き着けば大したもんです。
深夜までの残業毎日とかならさすがに心配しないといけませんが、忙しくしているようなら大して心配する必要はありません。
僕も病んでしまった時などは、ほとんど手が動いておらず、当然残業など全然していません。
この手が動いていない状況が、一番危険です。
忙しいと心配したり、悩んでいる人は十中八九仕事がそれなりにデキる人です。
少なくても、ガチのダメリーマンではありません。
残念ながら僕たちの気持ちなど、永遠に分からないことでしょう。
といくら愚痴ったところで、会社の教育体制がダメリーマンを基準に考えられることなど絶対にありません。
数十人に1人いるかいないかレベルのダメリーマンのことを考えていたら、全体が最適化しません。
ダメリーマンが死ぬほど悩んで、問題を起こそうが、辞めてしまっても、仕方のないことで誤差の範囲なんでしょう。
ダメリーマンが気持ちよく働ける会社などあり得ず、もしあったとしてもすぐ潰れてしまいます。
会社が僕たちに合わせてくれるなんて期待せずに、お金を貯めて自分に合う環境を手に入れるしかないと思っています。
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