現代人の多くが実は「お金中毒」である

先日紹介した『医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68
血糖値がぐんと上がると、セロトニンやドーパミンといった脳内物質が分泌されて、ハイな気分になります。
一方で、血糖値が急激に上がったことを察知した体は、それを下げるために慌てて膵臓から大量のインスリンというホルモンを放出します。そして、血糖値が急激に下がります。
血糖値が大きく下がると、ハイな気分から一転、イライラしたり、吐き気や眠気に襲われたりと不快な症状が出ます。
すると、「またあのハイな気分になりたい」とばかり、血糖値を上げる糖質が欲しくなり、同じことを繰り返してしまうのです。
これは「糖質中毒」という脳がおかしくなってしまった非常に深刻な症状です。しかし、中毒に陥っている本人には、その自覚がまったくありません。
この文書を読んだとき、血糖値の恐ろしさを知る一方で、まんまお金のことやんと思いました。
お金を使うと、物が手に入ったり一時的に楽しいことを経験して、ハイな気分になります。
一方で、お金が減ってしまったことを察知した人間は、またお金を稼ぐために大量の仕事をします。そして、ストレスがかかります。
ストレスがかかると、ハイな気分から一転、イライラしたり、不安に襲われたりと不快な症状が出ます。
すると、「またあのハイな気分になりたい」とばかり、お金を使いたくなり、同じことを繰り返してしまうのです。
これは「お金中毒」という脳がおかしくなってしまった非常に深刻な症状です。しかし、中毒に陥っている本人には、その自覚がまったくありません。
そもそも、楽しむためにそんなに多額のお金は必要ありません。
学生の間は、自由に使えるお金は月に数千円から大学生でも数万円程度だったことでしょう。
それでも、ゲームしたり、運動したり、友達とトークしたりで十分に楽しんでいました。
誰しもが、楽しいことを見つけるセンスを持っていたはずです。
しかし、社会人になり月に20万円ぐらいのお金が稼げるようになると、なぜか金に物を言わせて、安易な娯楽に走り出します。
頻繁に飲みに行き、ゴルフに行き、いいマンションに住み、高い服を買い・・・
お金を使えば、工夫して楽しみを見つけなくても、簡単に楽しい気分を味わうことができてしまいます。
こうしてお金が減っていき、もっと頑張って働き疲れ切って、もっと安易な娯楽を求める。
もう立派なお金中毒です。
薬物中毒を始め、お酒、ギャンブル等々、多くの中毒や依存症は、問題視され専門家が多くいます。
前述の糖質中毒も、近年注目を浴びるようになりました。
ただ、お金中毒はほとんど注目されていないばかりか、むしろ推奨される傾向すらあります。
自己破産まで至れば別ですが・・・
高いものを買えばヒーロー扱いされますし、節約して生活をミニマム化するのはちっちぇ~奴だなと針のむしろ状態。
世間では、お金中毒に陥るような強烈な圧力がかかっているのです。
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