人は人に教えることが好きじゃない

僕はダメダメ社員なので、人に仕事で聞くことが多々あります。
そんな時、結構な割合で面倒くさそうな対応をされます。
特に他部署の場合。
僕はブログまでやってぐらいなので、人にものを教えたり、情報を共有することが好き。
仕事で教えを請われた時も、自分が分かることであれば、決して悪い気はしません。
しかし、これはあまり一般的な感覚ではないようです。
どうやら、多くの人は人に教えることがあまり好きじゃありません。
そりゃー分からないことや、担当外のことを聞かれたら、嫌がるのは当然。
しかし、モロ担当のことを聞かれた場合でも、「いついつの資料は読まれましたか?」「それって何に必要なんですか?」「前にも教えませんでしたか?」と言われたり、面倒くさそうに端末を操作して回答。
同じ部署の人も、他部署の人が聞きに来て回答した後。
「いやいや調べろよ」「忙しいのに何でもかんでも聞いてきて・・・」とか結構愚痴を言っています。
教えてもらう場合でも、回答がなぜか苦労話にすり替わっていたり、煙に巻かれることも多い。
回答内容もあくまでもフォーマルなことで、有益な情報や実際のぶっちゃけたところのことなど教えてくれることはまずありません。
言われたとおり真面目にやっていたら、実なそんなにミリミリにやらなくてよかったことなど、枚挙に暇がありません。
でもそんなことは、まず言ってくれません。
以前のブログ記事「なぜ悪しき慣習はなくならないのか?」でも書きましたが、教えることが好きじゃない根底には、自分が苦労したのだから人がショートカットするのは嫌という心理があるんだと思います。
自分が難しい資料を読んで、失敗しながら何とか身に着けた知識や経験。
それをろくに資料も読まずに、パッと聞いてきて、すぐにできるようになるのはいただけない。
自分と同じように苦労しなきゃと思っているから、親切に教えてくれません。
大学受験の時、学校で買わされるような堅めの参考書を読んでいても、僕はあまり理解できませんでした。
しかし、人気予備校講師の面白い授業や砕けた参考書は究極に分かりやすく、大きく点数を伸ばすことができました。
しかし実社会では、分かりにくい授業をする学校の先生とお堅い参考書ばかり。
大半の人は教えるのが嫌いで、人気予備校講師や参考書にはまず出会えません。
これでは大学受験のときとは違い、ダメリーマンは逆転の余地はありません。
単純に頭がいいか、ガリ勉みたいに仕事量をこなし何とかついていくしかありません。
でないとすれば、鈍感力を身につけて、気にせずにやっていくか。
いずれも無理そうなら、セミリタイアが一番いい方法ではないでしょうか?
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