メンタル状況の見極め方

先日、退職した職場の嘱託職員の方3人と、ランチに行ってきました。
退職する時に、LINEを教えて4人でグループを作成。
「札幌でのアパートが決まり、5月に引越しです」と報告したところ、最後にランチに行こうという話になりました。
1人の方がよく行くというパン屋で、パン、ポークシチューのランチ1,100円を食べました。



メンバーは50代、40代、30代の女性。
この中に僕1人でした。
ランチは、The女子会でした。
よく女性は、陰で人の悪口を言ったり、オチのない話をずっとすると言いますが、まさにアレ。
定期的に行きたくはないですが、「あ~、これ俗に言う女子会のまんまやん」とちょっと興奮してしまいました。
仕事を辞めた後の近況とか、札幌のこととか聞かれるかと思いきや・・・
そんな話は、ほぼなし。
愚痴を含めた仕事の話が、9割ぐらいでした。
色々大変で、悩んでいると前置きした上での話の内容。
・教えてるのに、新人が全然仕事をやってくれない
・異動してきた職員が、窓口対応に非協力的
・ある人のデリカシーのない発言で、イライラする
・係長のマネジメント力がひどい
この発言を聞いて。
「あ~、この人のメンタルは全然大丈夫だな」と確信しました。
僕が考える、メンタル状況がヤバいか否かの見極め方は、たった1つ。
悩みの内容が、他者否定か?自己否定か?という点。
他者否定なら大丈夫、自己否定であれば黄色信号という判断です。
前述の愚痴を言ってた方は、見事なまでに他者否定。
前提として、自分はそれなりに能力もあり、しっかりとやっているという絶対的なベースがあります。
しかし、周囲がバカだったり、やる気がなかったり、体制が悪かったりで、思うように仕事ができない。
こういう主張。
人の話を聞いたり、Twitterを見ていても、大半はこの他者否定のパターン。
人が云々と批判するばかりで、自分の反省など出てこない。
自分への自信が揺らいでないので、まあ心配ありません。
対して、自己否定だとヤバめです。
僕の仕事の悩みのパターンは、ほとんどこれだったのですが。
何かトラブルが起こったり、怒られた時、基本自分が悪いと思っていました。
「僕はなんてダメな人間なんだろう」と毎回思い、もっとひどくなってくると、「もう生きている価値がないよな・・・」となっていきます。
こういう思考になると、どこまでも堕ちていきます。
この発想の違いは、客観的に自分がどれぐらい悪いのか?にもありますが、人の認知の違いによる部分も大きいと思います。
例えば、新たな業務を担当することになった場合。
いつまでにこれをチェックしておかないといけない業務があり、やっていないことがよくありました。
前担当者からは、そこまでの引き継ぎを受けておらず、全く知らなかった。
こういう時に、僕は「あ~、しまった・・・ちゃんと聞いて確認しておくんだった。なんで面倒くさがってしまったんだろう・・・は~僕ってなんてバカでダメで、終わってる人間なんだろう」となってしまいます。
しかし、同じような場面で、「は?そんなこと聞いてないですけど。ちゃんと言っておいてくださいよ」と怒っている人を見て、そんな発想があるのか!目からウロコだった記憶があります。
当然、メンタルが落ちている様子は全くありません。
僕もその発想に持っていこうとしたのですが、どうしても無理でした。
このブログを読んでいる人の中でも、管理職だったり、後輩の指導係を担当している人がいると思います。
色々悩みを聞くことがあるかもしれませんが、その根本が他者否定なのか?自己否定なのか?という点に注目してみてください。
そして、自己否定だった場合は、とにかく丁寧に優しく教えてあげてください。
それがゆくゆくは、自分のためでもあると思います。
でも間違っても、飲み行こうとか言わないでください。
それが一番嫌だったので。
あくまでも仕事中に対応する。
以上、メンタル最弱の元ダメリーマンからの訴えでした。
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