Q&A回答(2018年5月15日~23日分)

ありがたいことに、また質問がたまってきたので、回答したいと思います。
5月15日 ひろさん 様
おはようございます。
金村様に質問です。
早期リタイアをすると、仕事をしている人に対して、
「仕事に縛られた哀れな人」「お金のない悲しい人」といったように思うようになるのでしょうか?
一定のお金ができて、仕事をしない自由を得ると、
仕事により多くの犠牲を払っている人たちを軽蔑するようになると聞きますが、
本音はいかがでしょうか?
(元記事)Q&A回答(2018年5月2日~5月9日)
本音を言うと、優越感を感じる一方で、僕って底辺だなと劣等感も感じつつといった気持ちです。
質問にあるように、社畜を見て優越感を持つことがしばしばあります。
朝、パジャマ姿で散歩している時に、サラリーマンが険しい顔で通勤している時なんかは「せいぜい頑張ってくださいよ!」と上から目線に。
また、セミリタイアしてから、勤労者への感謝を忘れつつあります。
今までは、店員さんがどんぐさくても、ミスしても、自分もダメリーマンだからと穏やかな気持ちで見ていました。
しかし、もうダメリーマンではないので、大目に見れなくなっている自分がいます。
すぐイラッとしてしまうし、Twitterでたまに暴言を吐いていまうのもこのため。
ただ、よくよく考えると超底辺。
世の中には、仕事をちゃんとこなし金を稼ぎ、奥さんや彼女がいて、幸せな生活を送っている人がいます。
特に公務員には結構多い。
僕だってそうなりたかったですが、夢破れて、ベターな選択肢ということでセミリタイアに落ち着きました。
3ヶ月ぐらい前までは、リア充になれる可能性も1%ぐらい残されていましたが、今となっては完全に絶たれました。
そう考えると、改めてダメ人間だと認識させられます。
この優越感と劣等感のバランスが、その時々で変わっていく。
ただし、セミリタイア前は劣等感がほとんどだったわけで。
かなりいい精神状況であることは、間違いありません。
5月15日 匿名希望 様
36歳 貯金4050万 無職(今は有職) 収入無し 家族に頼れない 運用無し
この条件だと逃げきれますか?
運用無しの条件だともう少し貯めないと無理ですか?
4050万のうち3500万位、年率1%で運用できれば全然違いますか?
(元記事)Q&A回答(2018年5月2日~5月9日)
セミリタイアできるか否か?については、以前計算ツールを公開していますので、ぜひご参考にしていただければと思います。
セミリタイア計画ツール
今後の生活費や年金等を、どう見積もるかもよりますが。
運用なし、退職後の収入なしだと今すぐの退職は難しいという印象です。
ただ文書にあるように、運用益1%あるだけでかなり有利になります。
また、セミリタイア期間を設けて、月3万円ぐらい稼ぐのもありかなと。
いやそれなら、もう少し頑張って完全リタイアしたほうがいいなとか、その人によって色々と嗜好も違うと思います。
上記の計算ツールを使って、ああでもないこうでもないとシミレーションするのも面白い。
色々とやってみられて、最適解を見つけていただければ幸いです。
5月18日 テレキャス 様
金村さん、はじめまして。同じ1985年生まれのものです。
今まで無知のため一切投資をしておりませんでした。
現在、余剰資金が2,000万円程あります。
金村さんはこつこつ投資され複利の力も働いて莫大な資産を築かれましたが、私はある程度の資金があるため、今からこつこついくと時間がかかるため、早く複利の恩恵を受けられる投資をガツンとしたいと考えております。
お知恵を貸して頂けないでしょうか?
今まとまった余剰資金がある場合に、一気に投資をするのか?コツコツ投資をしていくのか?
悩みどころだと思います。
株価は短期的にはどう動くか分からないけど、長期的には資本主義の発展に伴い全体では上昇していく。
上記がインデックス投資を行う動機ですが、こう考えると上昇に乗るために一刻も早く投資を始めたほうがいいということになります。
余剰資金があるのに、投資しないのは機会損失です。
短期的にはどうなるか分からないのだから、グチグチ考えていても仕方ありません。
ただ、そうは言ってもすぐに一括投資して、そこがたまたま高いところだったら・・・
長期的には上昇していくとしても、プラスになるのに結構な時間を要することもあります。
だから、まとまった資金を緩やかに投資していくという方法もあり、こちらを推奨している人もいる。
テレキャス様のように、早く複利の恩恵を得られるように、ガツンと言うならやはり一括投資でしょうかね。
自分で決めたポートフォリオになるように、2,000万円を一括投資して、以後の余裕資金は積立で投資していく。
ちなみに僕の場合は、社会人2年目で投資を始めたのですが、その時点で余剰資金が200万円ぐらいありました。
さすがに一括投資は気が引けたので、月々の10万円に加えて、この200万円を1年ぐらいかけて、徐々にリスク資産へシフトしていきました。
5月22日 あお 様
旅行に行くと、気がゆるんでしまい適正価格の判断もできなくなります。
まさに凡人です。どうしたら、金村さんみたいにブレずにいれるんでしょうか?
金村さんは、判断がにぶる場面はないんですか?
女性との食事のときとか・・・(^^;
(元記事)え?安いほうから順に検討しないの?
判断がにぶる場面は全然あって、よく後悔もしています。
一方で、適正価格でいい消費ができたという場面もあって。
その違いってなんだろう?と考えた時に、やっぱり準備じゃないかと思います。
例えば、記事のソウル旅行の事例。
僕は事前にガイドブックで、各停列車、特急列車を見て、所要時間、金額、設備等々を確認していました。
その上で、各停列車でいいと判断し、いい選択ができたと思います。
これがよく調べておらず、パッとその場面になったとしましょう。
値段の比較ができなかったら、直通列車に乗っていたかもしれません。
仮に値段の比較ができたとしても、何となく周りに流されて直通列車に乗って、あとで後悔していた可能性もあります。
準備不足で、情報が限定的で、考える時間もなく、テンパったらいい選択ができなくなるものです。
何か消費をする時、特にそれなりの値段の時には必ず情報収集をして、事前準備をするようにしています。
旅行だからって決して場当たり的にはなりません。
その甲斐あって、自分の価値観通り(ブレずに)いられるんだと思います。
5月23日 たっく 様
記事とは関係ないですが、キムはがん保険についてどう思いますか。
主に入院期間しか保険金の支払いのない医療保険は不要だと私も思います。
しかし二人に一人が癌になる時代、通院での治療が主で治療期間もお金も想像がつかない為、がん保険は入った方がいいのかなと思ったりもいている今日この頃です。
キム兄の意見聞きたいです。
(元記事)え?安いほうから順に検討しないの?
まさにガン保険に言及した、過去の記事がありました!
宮迫にガン保険は必要ないと思う
記事の抜粋ですが、保険について重要なポイントは以下の3点。
・保険というのはギャンブルと同じで、平均的には損をする
・入る必要があるのは、起こってしまうと経済的に破綻するような場合
・起こっても何とかなる場合は高い保険料を払うだけ損
たっく様の具体的な状況は分かりませんが、特に1人暮らしや共働きの場合は、まず不要だと思います。
健康保険の高額療養費制度で、思い病気にかかっても月の自己負担は10万円以下。
そして近年では、病気で長期入院ということも少なくなってきています。
生活防衛資金として、生活費の2年分ぐらいを確保できている状況であれば、上記の「起こっても何とかなる場合」に該当しうるでしょう。
ガンにしか使えないお金を払うよりも、何でも使える貯金のほうが価値が高いので、保険はあくまでも最終手段です。
ちなみに役立つ保険として、生命保険控除をフル活用できる以下をオススメしています。
人生初! 生命保険に加入した
多くのご質問、ありがとうございました!
今回は、比較的お金にまつわることが多く、真面目な回答が中心でしたね。
何だかんだ言って、僕のブログはこういうことを、求められているんでしょうか?
もちろん、相談内容はお金のことに限りません。
JKからの甘酸っぱい恋の悩みから、嫁姑問題まで何でも真剣にお答えします!
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