お金の知識は中途半端が一番ヤバい

世の中には、クソみたいな金融商品がたくさんあります。
例えば、外貨預金。
山崎元さんも以下の通り、酷評しています。
外貨預金は、アベノミクスで円安になるなら良い運用商品だと思うかも知れないが、個人の小口の資金の場合為替の手数料が、外貨建てMMFやFX(外国為替証拠金取引)を利用した外貨調達よりも大幅に不利であり、はっきりダメな運用商品だ。
外貨で預金を持つとスマートだと思ったり、預金だから投資信託などよりも安心だと思ったりして外貨預金を持つのは、金融の世界では悪い意味での「田舎者!」だ。
(出典)【決定版!】アベノミクス時代のマネー運用7箇条
では、クソみたいな金融商品を買ってしまうのは、どんな場合でしょうか?
つまるところ、中途半端なお金の知識を持った時です。
全くお金が知識がない人が、外貨預金などやろうと思わないでしょう。
ところが、銀行員に勧められたり、知人から聞いたり、しょうもないマネー誌を読んで中途半端な知識を持った時。
日本円で預金していても、利息などないに等しい。
しかし豪ドルで預金すれば、その何倍もの利息が付く。
さらに円安になれば、為替で儲かる可能性も。
「おぉ!外貨預金ってめっちゃいいやん」と考え、投資してしまうのです。
もう少し勉強すれば、外貨預金が手数料が高すぎるし、為替との関係より高金利だからと言って必ず有利とは限らないと分かるはず。
ところが、中途半端な知識だと外貨預金が素晴らしいと思い、クソみたいな商品を掴まされてしまうのです。
よく誤知は無知よりも怖いと言いますが、お金はまさにその典型。
中途半端な知識を持った状態が、一番ヤバくて危険と言えます。
金融マンが言うことや雑誌に載っていることは、手数料を稼ぐためのポジショントーク。
友人や知人が言っていることは、超浅はかな知識。
そんな言葉を信じて、中途半端な知識のまま、金融商品を取引するのはマジで危険。
中途半端が一番危険と自覚して、お金については自分でよく理解してから行動しましょう。
そっからでも、全然遅くはありません。
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