みんな辛いし、非リアなんだから僕も頑張ろうと思ってはいけない

セミリタイアする前に、以前の部署の人たちが集まって、送別会を開いてくれました。
出席者の中に、2人の後輩のI君、I君①とI君②がいました。
僕と少し共通点もあり、結構好感の持てる2人でした。
I君①は、仕事もできてナイスガイなんですが、「僕も金村さんと同じでコミュ障の気があるんですよ」とのこと。
だから飲み会の前も憂鬱そうにしていましたし、友だちも少なく、直接聞いたことはありませんが、彼女もいないようでした。
そして仕事が辛いみたいな発言も多かったです。
I君②は、真面目でインテリそうなんですが、仕事ができずに、またちょっとKYなところがあります。
処理すべきことが遅れ、机が書類の山になっており、関係者からも催促の電話がよくかかってきていました。
上司からも「あれはどうなった?」とよく確認されており、苦しい言い訳をすることも度々。
また饒舌なのですが、相手のことを考えずに話すところがあり、ちょっと引かれている時がありました。
仕事についても、悩んでいる風でもありました。
そして、送別会で2年ぶりに彼らに会って、少しビックリしました。
まずI君①が「結婚もそろそろ・・・」みたいなことを言っていたので聞くと、当時同じ職場にいた1年後輩と付き合って3年とのこと。
その子は結構可愛く、性格的にも素敵な女性。
コミュ障の気があるとか言っておきながら、可愛い後輩とよろしくやっていたのです。
そして、I君②。
なんと彼は1年前に、他職種の公務員女性と結婚。
もうすぐ子どもまで生まれるとのこと。
恥ずかしくて奥さんの写真見せてとは言えませんでしたが、見た人によると可愛いらしい。
仕事で悩んでいた風でしたが、子どもまで出来てるぐらいですから、テキトーに折り合いをつけて、そこそこ自信を持っているのでしょう。
仕事が辛くて、辞めたいとか言うと、周囲は「辛いのはみんな同じだから頑張れ」とか言います。
事実僕も2人のI君も仕事が辛そうだし、僕と同じく非リアのところもあるけど、頑張っている点に触発されたりもしました。
僕もちょっとは頑張らないと、などと思ったこともあります。
しかし、現実は全然違いました。
僕が明日の仕事に絶望しながら、1人布団でゴソゴソしている時に、2人は美女と戯れています。
僕が朝半分起きて今日の仕事のことでうなされている時に、彼らの横には裸の美女がいて、もう1回戦とか考えている。
で美女とそんなことしておきながら、翌朝は非リアみたいな顔をして気だるそうに出勤する。
もし彼らの辛さ、非リアを信じて、自分も頑張ろうとかしていたらどうなったか?
結局、本当に辛くて非リアなのは僕だけで、バカ正直な自分だけが馬鹿を見ることになっていたでしょう。
もちろん世の中、本当に辛い人や非リアの人も多くいます。
ただし、辛さや非リアのアピールを必要以上にする人も相当数います。
あいつも、そしてあいつも、ま~~~~~~~~ヤッてますから。
あんまり信用してはいけません。
みんな辛いし、リア充だから頑張ろう。
確かに少し勇気が湧いてくるような気がしますが・・・・
みんな大して辛くもないし、結構充実しています。
そんな間違った前提条件で頑張って、自分だけが辛い思いをする必要はありません。
それよりも、自分がどうやったら楽に気分よく過ごせるか考えるほうがいいに決まっています。
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