配当金に惑わされない

9月末時点の僕の資産で、リスク資産が3,000万円以上あります。
ETFや一部の個別株で、配当金や分配金が出るものの、その他多くは無配当です。
もしリスク資産を、全て配当ありの金融商品で保有するとしましょう。
配当2%なら、現実的でしょうか?
これなら年間60万円。
ブログ収入や金券売却でも60万円ぐらいにはなるので、年間120万円。
月10万円もあれば十分生活できるから、めでたし、めでたし。
な~んて、なるか!
ここが一番重要な点ですが、株を持つというと言うことは、その会社を所有することです。
会社の価値を数値化したものが、株価です。
で配当金は、別に社長のポケットマネーから支払われるものではありません。
どっかから沸いてくるわけでもありません。
自分の所有である会社のお金から、支払われるだけです。
1,000円の配当金が払われたら、株の価値が1,000円分下がって、自分の預金が1,000円増える。
単に資産が移転しただけのこと。
だから配当金が払われても、嬉しくも何ともありません。
ATMで預金を出金をして、喜ぶ人がいないのと同じことです。
むしろ配当金を貰ったら、繰り延べしたほうが有利な税金を都度都度徴収されてしまう。
書類とかの郵送代ももったいないし、関連する仕事をする人の人件費もかかります。
そのため、毎月分配型投資信託は、のきなみ手数料が高額。
お金がいるなら、必要なタイミングで必要な額だけ資産を売却して作るまで。
ちょこちょこ金なんて貰っても、面倒くさいし、上記の通り金銭的に不利な面もあります。
僕は、今リスク資産で3,000万円超、無リスク資産で1,000万円超の資産を保有しています。
今後20~30年ぐらいのセミリタイア期間は、このリスク資産は完全放置予定。
無リスク資産の切り崩しと、新たに得る収入だけでやっていくつもりです。
そんな中で、配当金を貰って使ってしまえば、老後資金を前倒しで使ってしまうのと同じこと。
配当金は収入じゃなくて、資産を取り崩しているだけですから。
毎月分配型投資信託、高配当株、優待株等々、配当の類には惑わされません。
世界経済の成長と複利パワーを享受して、完全放置で、資産を有効活用していきます。
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