セミリタイア生活は虚しいのか?

「セミリタイア生活は虚しくないのか?」
直接じゃなくても、セミリタイアのことを話すと、何となくこんなニュアンスのことをよく言われました。
ブログのコメントでは、もうド直球で聞かれることもあります。
僕もそうですが、多くの方のセミリタイアは、仕事を辞めて人とあまり関わることもなく、自己完結型の生活を送っています。
人の役に立ったり、感謝されたり、何かを成し遂げたりする場面も少ない。
この先、彼女ができる可能性もほぼ皆無ですし。
これって虚しくないんでしょうか?
結論を言うと、虚しいちゃー虚しいです。
ぶっちゃけ言うと、セミリタイアしてから数回、色々と考えて悶々とする場面がありました。
特に前職の同僚と会った後、充実してるっぽい元同僚を見て、2日間ぐらいモヤモヤした気持ちでした。
でもよく考えてみると、そもそも大抵の人生なんか虚しいものじゃないでしょうか?
頑張っているその仕事、別にあなたじゃないとできない仕事じゃなくて、代わりなんかいくらでもいますよね?
家族のために辛くても頑張っているお父さん、子どものために常に忙しいお母さん、あなたの楽しみはないんですか?常に人に尽くすばかりの人生でいいんですか?
立派な仕事をしている人でも、多くの人から頼りにされている人でも、なんやかんや虚しいことはあるでしょう。
もちろん、在職時の僕も、「なんで毎日こんな辛いことをしているんだろう?」と虚しい気持ちで一杯でした。
セミリタイア後の今でもたまに虚しい気持ちになることはありますが、回数は激減したように思います。
その理由としては、生きる意味とかくだらないことを考えている暇が無いからです。
ブログのネタ、日本シリーズ、グランパスの残留、次に読む本、次の旅行、今晩のオカズ、札幌で行きたい所等々。
目の前に、考えるべき楽しいことがたくさんあります。
仕事をしている時も、以上のような楽しみのタネはありました。
でも一方で仕事の悩み等があって、100%楽しみに向き合えない事情がありました。
そうするとついつい余計なことを考え出して、どツボにはまってしまいます。
最初の結論を補足します。
セミリタイア生活に限らず、突き詰めて考えると、人生に意味なんかなくて虚しいもの。
大事なことは、しょうもないことを考えなくてもいいぐらい、目の前に楽しみがあって、さらに全力で向き合えること。
セミリタイアには、それができる環境が整っているので、虚しさなんかほぼどうでもよくなる。
以上です。
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