汗はかいてもいいけど、冷や汗はかきたくない

日雇いバイトで現場系の仕事をしていると、作業員の方々がよく愚痴を言っています。
「あいつらは現場のことなんか、何も分かってない」
「クーラーの効いた部屋で、パソコンに向かって、指示だけ出してりゃいいだけだからな」
こんな風潮は、社会全体にもあります。
暑い中、寒い中、厳しいお客様の矢面に立って、対応している人は労ってもらえる一方で、事務方の苦労って軽視されている感じ。
災害の時に顕著です。
本部の事務方や政治家が、対応が送れたり、誤った判断をすると、鬼の首を取ったように批判。
「現場では汗水垂らして必至に働いているのに、何たる体たらく」的な感じ。
僕は今、日雇いバイトで現場を経験しています。
逆に普通に働いていた時は、最前線に立つ仕事も、事務で他を指揮監督する仕事もしたことがあります。
その上で思うのは、汗をかくよりも、冷や汗をかくほうが何倍もキツいということ。
現場系の仕事で過酷な環境の中仕事するのも大変ですが、汗はシャワーで流せば綺麗になる。
対して、情報を整理して、関係各所に調整して、責任が伴う判断をする中でかく冷や汗は、ジットリと体にダメージとして刻み込まれる実感があります。
特に何かトラブルがあって、テンパった時に吹き出る冷や汗の不快感といったら、筆舌に尽くし難い。
汗とストレスの関係は、1次関数のグラフのように直線的。
一方の冷や汗とストレスの関係は、2次関数のように、曲線的にグワッとストレスレベルが増してきます。
今後の就労は、冷や汗をかく可能性がない(ほぼない)仕事に限ります。
多少条件がよくても、冷や汗をかいているようじゃセミリタイアした意味がありません。
もっと自分自身を大切にしないといけない。
それに加えて、日々冷や汗をかきながら仕事をしている方には、最大限リスペクトしたいと思います。
- 関連記事
-
- やらかした際のヒアリングの乗り切り方
- 汗はかいてもいいけど、冷や汗はかきたくない
- 薬のCMが闇過ぎると思う