働いたら負けなのか?

先日のブログ記事「節約は法の抜け穴」に対して、読者のX様より以下のコメントをいただきました。
資本主義社会は、誰もがたくさん稼ぎたいのを前提として動いていて
たくさん稼いだ人にたくさん負担させる仕組みですね。
働いたら負けだと思います。
一生懸命、苦労して働いたお金の一部が税金として引かれて、そのお金で無職がフリーライダー生活を謳歌している。
無職、または無職希望者から、労働者を皮肉る言葉として「働いたら負け」が使われることが多いと思います。
働いたら負けなのか?について、僕の立場は一部補足した上での同意。
本当に辛い思いをして働いたら負けです。
仕事の辛さばかりが注目される昨今。
しかしみんながみんな、そんな辛い思いをして働いているわけじゃありません。
実は大半の人が、不満は抱えつつも、自分の能力に応じたポジションで、それなりに納得して働いている。
彼らにとって仕事は、必要悪ぐらいの認識でしょう。
給与の一部が税金で徴収されても、補って余りあるメリットがあります。
決して働いたら負けではありません。
問題は、マジで辛い思いをして働いている人。
この人達は、本来人を助ける余裕などなくて、むしろ助けてもらう側です。
にも関わらず、助ける側に認定されてしまっている。
日本は弱者にぼちぼち優しい国ですから、助けてもらう側はそれなりに支援が受けられます。
最低限度の生活と言われる生活保護でも、月10万円を超えることからも分かります。
①ある程度余裕があって、助けることができる人
②弱い立場で、助けられて少しは余裕ができた人
③中途半端に弱い立場で、助ける側に回りさらに余裕がなくなってしまう人
一番損をして、割りを食って、バカを見ているのは、③の人。
②の人よりも能力はあるはずなのに、社会システム上歪められて、②の人よりも辛い立場に置かれている。
過去にこんな記事を書いたことがありますが、「みんな辛いんだから/大変なんだから」という言葉に騙されてはいけません。
結構よろしくやってるんですよ。
本当に辛い思いをしてまで働いたら負けなので、早めにその状況を脱する方法を真剣に考えるべきだと思います。
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