やらかした際のヒアリングの乗り切り方

よく失敗したその後の対応が大事と言われます。
確かに問題が起こった後の対応で、さらに火種を大きくしてしまうケースをよく見ます。
有名人や企業の謝罪会見での失敗がその典型例。
皆さんは会見をすることはまずないでしょうが、やらかしてしまい、ヒアリングを受ける場面はあるでしょう。
僕は特にやらかしまくっていたので、ヒアリングと言うか、上司から確認をされることがよくありました。
また、仕事上で僕自身が問い詰めるような場面も何度も経験しました。
さらに、裁判傍聴やワイドショーを見るのが好きなので、謝罪会見を目にすることも多い。
以上の様々な立場からの経験より、やらかした際のヒアリングの乗り切り方を考えてみたいと思います。
当然ですが、しっかりと反省して、真実を語らないといけません。
基本的には申し訳なさそうに、でもわざとらしく思われるので感情的になりすぎないように。
また嘘は超リスキーなので、120%ごまかせる自信がある場合以外はついたらダメ。
特に大枠認めた上で、細かいところで嘘をつくのは、ハイリスクローリターンでしかないので、言語道断です。
以上は当たり前として、僕が特に言いたいのは、聞かれたことだけに簡潔に回答すること。
ヒアリングをする人は、被害を受けた当事者ではなく第三者であることが大半。
相手の目的は、事実関係を正確に把握することです。
別に謝ってほしいわけじゃありません。
そしてヒアリングは、相手の質問に答えていく形で進んでいきます。
だから、質問で聞かれたことだけに、簡潔に答えて、相手の目的達成に貢献する姿勢が大事。
質問と答えが一致しないとか、別のことをダラダラと話して、相手の事実把握を妨げると、イラっとされます。
よく「イエスかノーで答えない」と言われる場面を見ますが、あれは最悪。
聞かれたことだけに簡潔に答えるのは、自己防衛のためでもあります。
長く話していると、墓穴を掘って言わなくていいことまで言ってしまう可能性もあります。
何気ない一言が、相手をイラっとさせる可能性も増します。
どうしても、言い訳っぽくなってしまうこともあるでしょう。
確かに、色々言いたくなる気持ちは分かる。
特に自分だけが悪くない場合は、そう思う。
でも相手もバカじゃありません。
事実把握のため、質問が進む中で、自分にとって有利な話をする機会も訪れるはずです。
その機会が来るまでは、グッと堪えておく。
万が一、全て自分のせいにされて不利益になる場合になったら、そこで初めて自分から釈明を切り出すのです。
それ以外で、決して自分から釈明を始めてはいけません。
以上、相手の事実把握をスムーズにさせるため、不用意な発言で墓穴を掘らないために、やらかした際のヒアリングでは、聞かれたことだけに簡潔に答えましょう。
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