なぜみんな1回で仕事を覚えられるのか?

僕は自分をダメだダメだと言っていますが、正直自分がダメと言うよりも、みんなが天才だと思っています。
公務員時代の新人研修で、「分からないことはどんどん聞いてもいい。でも同じことを2回聞いてはいけない」と言われました。
「これはとんでもない所に来てしまったな・・・」と焦った記憶があります。
実際の職場でも、途中で分からなくなって、2度3度同じことを聞くと、「前にも言いましたが」と枕詞が付くことが多かった。
どうやら社会人は、同じことを2回教えてもらうのはご法度のようです。
学生時代を思い出してみてください。
数学の授業で公式から、問題の解き方までじっくりと解説してくれます。
説明中は集中して聞いて、別でノートを取る時間も与えてくれる。
その後、教科書の例題、問題集、塾等で反復練習を繰り返します。
途中で分からなくなって、質問することもしばしば。
そのぐらいやって、初めて定着する。
人間の理解や記憶なんて、そんなものだと思っていました。
しかし、仕事になるとそうではありません。
パパっと説明されて終わりです。
見て覚えろ的な時もあるぐらい。
丁寧な解説、ましてノートを取る時間なんてあるはずもない。
自分の都合よく、反復練習をする機会もありません。
難しいことを噛み砕いて解説してくれる参考書も売ってません。
3回目ぐらいまでは横に付いてもらって、あと7回ぐらい自分でやってみないと、とても覚えられませんよ・・・
確かに、仕事はお金を貰っているからそんな甘くないと言うのは分かります。
ただ甘くないのと、1回で覚えられるのは別問題。
分からないものは分からないし、覚えられないものは覚えられません。
社会人は、学生時代よりもインプット環境は落ちているのに、性急・正確・良質なアウトプットを求められる。
学生から社会人での難易度上がりすぎ。
でもみんないつの間にか、スーパーサイヤ人になっていて、ちゃんと対応しています。
意味わかりません。
無理ゲーです。
マジでみんな天才かよ!
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