おばあちゃんも大変なんだ~
「貧乏でも若い人は頑張って働けばいいけど、お年寄りはそういうわけにもいかないから援助を」みたいな考え方にはあまり賛同できません。
というのも、今のお年寄りの現役世代のときには、ある程度お金の稼げる仕事は山ほどあったはずです。
今は新卒で就職できなかったり、すぐに辞めてしまうと低所得にあえぐ実態がありますが、昔はそんなことはありません。
人が足りないので、能力がなくても、努力が足りなくても、今の若者よりずっと高い確率でそれなりの生活が送れました。
頑張っている人も頑張らない人もそんなに差のない時代だったのかなと思います。
そんなある意味、社会主義っぽい世の中で、仕事もせず、お金も貯めず、遊び呆けた奴らが無年金で困っている老人です。
かなりみじめでつらい思いをしてもらうのがちょうどいいと思っていました。
しかし、最近、女性の高齢者に対しては少し考え方が変わってきました。
というのも、昔の女性の経済的豊かさというのは、男運がかなり鍵を握るのではないかと考えているからです。
おばあちゃんの今までの人生の話を聞くと
中学校を卒業したあとは家の家事などをして過ごし、20歳ごろにお見合いをして結婚。子どもを2~3人育て、専業主婦として過ごすみたいな人がかなり多いです。
お見合いも何人ともするのではなく、紹介された人と2,3回会っただけで結婚を決意するみたいなかんじです。
そんな2,3回会っただけではどんな人かはっきり分かりません。
堅実な人だったらいいですが、子どもだけ作って仕事も家庭も顧みないような人間だったら、路頭に迷うことになります。
子どもを連れて家を出て、実家に戻るとか、女で一つで必死に安い給料で働くか、はたまた水商売でもするか・・・。
女性は男性に人生を委ねる、しかもその男性をお見合いで簡単に決める。
そんな時代背景です。
偶然にも悪い人に当たってしまった男運のない女性も、見る目がないとは責められません。
ちょっと考え方が変わりました。