彼女と北海道での初デートしてきた②

水族館を出て駅のほうに少し戻って左折。
昨日Google Mapで何度も頭に叩き込んだ道を脳内で反芻する。
そして初めて行くホテルについても、3日前からしっかりと予習をした。
フロントでおばちゃんと対応するのではなく、基本的には全て機械。
タッチパネルで部屋を選ぶと、自動的にロックが外れて入室が可能になる。
そして多くの場合、部屋の中に精算機があって退室時にそこでお金を払ってチェックアウト。
この流れをスマートに行うことを考えていた。
頭が先のことに行き過ぎて、早歩きになってしまいヒールの彼女を気遣うことを忘れるという失敗を犯しつつ、僕たちは目的地に到着した。
幹線道路沿い、住宅と空き地の中、不自然にその建物は建っている。
入って2階のフロントに行くと、予習通りのタッチパネル。
しかしどういう部屋を選ぶかまでは、思考が及んでいなかった。
スタンダードとスイート、そしてそれぞれにも照明が微妙に違う部屋が複数用意されている。
こういう場合は、サッと決断してリードするのが正解だったのだろうか?
僕は思わず「どうする?」と聞いてしまった。
彼女は「うーん」と言いつつ、さり気なく選んでくれる。
結局スイートではなく、スタンダードの302号室にした。
フロントからエレベーターに乗って3階に到着。
予定通り部屋のロックは外れていた。
部屋は大きめの部屋には、ダブルベットとソファーがあるシンプルなレイアウト。
カーテンから光が漏れてきて、部屋の中は思ったほど暗くない。
おもむろに荷物を置いて、ソファーに腰掛ける。
平静を装うが、完全に未知の領域で心臓はバクバク。
今現在自分がここにいることが信じられない。
彼女の肩を抱き寄せて、そっとハグをする。
そこからはもう自然な流れだった。
適時唇を重ねながら、そっとカーディガンを脱がせ、次第に生まれたままの状態への開放されていく。
まず僕がその状態になって、風呂へと誘う。
彼女は「ちょっと待ってね」と言いつつ、1枚1枚丁寧に脱いでいく。
僕はベットで大の字になりながら、その様子を眺める。
風呂に備えて、長いを髪を結んで束ねる。
その姿がたまらなく愛しかった。
お風呂でキャッキャ言いながら、お互いの体を洗う。
その後はバスタオルを巻きベットへ潜り込む。
布団の中で、再度開放する。
その後は時間をかけて、ゆっくりとお互いを味わっていく。
僕は首筋から胸、お腹へと下っていく。
最終地点へ到着するが、そこはやや薄めの密林で覆われている。
林をかき分けて、夢にまで見たオアシスにたどり着いた。
内部を探索すると、じっとりと湿り気を帯びている。
指に絡ませながら、ゆっくりと思う存分堪能する。
ここは地上の楽園だ。
彼女も同じように、上から下へと舌を這わせていく。
LINEで言っていたとおり、パクっとして味わっている。
ねっとりしていて、体の力が次第に抜けていく。
気持ちよくて、声にならない声が出てくる。
攻守交代を繰り返して、彼女を見ると辺りをキョロキョロして何かを探していた。
僕はベット上部に置いてあった袋を開けて装着した。
まずは彼女が上になった。
しかし上手く動かすことができない。
そのため正常姿勢を試みた。
それでもなかなか上手くいかない。
何度か試行錯誤を繰り返す内に、やがてダウンサイジングしてしまう・・・
まだたっぷりと時間はある。
僕たちは次のチャンスを伺うこととして、再度布団の中に潜り込んだ。
体をそっと触りながら、彼女の目を見つめた。
その目はトロ~ンとハートになっており、最初に会った時よりも明らかに可愛くなっていた。
彼女も僕の目を見て、優しく体を触ってくれる。
何度か位置を変えつつ、どれぐらいそんな時間を過ごしていただろう。
まだ完全に一体にはなっていないかもしれないが、僕は最高に幸せな気分になっていた。
心が満たされて、本当に気持ちがいい。
願わくば一生こうしていたい気分になっていた。
もうこのまま終わってもいいやという思いだった。
(続く)
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