民事裁判傍聴で感じたトラブル回避術

先日のブログ記事「実は本当に見るべきは民事裁判か?」で書いた続きで、最近のマイブームが民事裁判の傍聴です。
何度か行きましたが、半分ぐらいの確率で原告・被告両名の証人尋問の場面を見ることができました。
民事裁判を見る中で、僕は1つの明確な視点を持っています。
被告の立場に立って、なぜ原告がブチギレるに至ってしまったのか?どうすればトラブルを避けられのか?を考えながら見るようにしています。
何度か見ているうちに、かなり共通の傾向が見えてきました。
大人のガチ喧嘩に至る原因は、謝罪の失敗がかなりの事案に共通していました。
例えば先日見た損害賠償請求の事件。
被告は納得いかないこともありつつ、打算的に謝罪して、破れた服を弁償(同じものを送る)することで一度話はまとまりました。
ここでちゃんと同じ服を送れば、決着がついたと思われます。
しかし被告は、少しイラついていた部分もあるのでしょうか?
中途半端に全然違う服を送ってしまい、催促の手紙も無視してしまいました。
その結果、原告に裁判を起こされるまでになってしまうのです。
他に見た事件でも、自分に否があったり、こいつと関わると面倒臭いなと思い、一度は謝罪を決意しました。
でもどうしても全面降伏出来ずに、感情的な部分が顔を覗かせてしまう。
言い訳がましくなったり、言い返したりしてしまうことが多いようです。
一度収まりかけた問題も、原告がこの態度にブチギレして、こじれるのがお決まりのパターン。
もちろん完全に相手が悪い場合、過度な要求がある場合は、闘うことも必要です。
ただ総合的に考えて謝ると決めた場合は、言い訳や中途半端さは厳禁。
この時点なら、時間、労力、金は大して掛かりません。
プライドが多少傷つくぐらいのものでしょう。
逆にここで対応を間違い一旦相手を怒らせると、もう収拾がつかないですし、相手は損益度返しで手段を講じてくるでしょう。
結局は自分のためだと思い、相手を2回怒らせることだけはないように、最新の注意を払わないといけません。
トラブルだけは避けたいタイプなので、謝罪の場面では特に気をつけようと思う今日このごろです。
- 関連記事
-
- おっ◯い論
- 民事裁判傍聴で感じたトラブル回避術
- ブログ不人気化を分析してみた