Q&A(2019年9月14日~9月20日)

いつもは5件のQ&Aですが、今回は3件目の質問に対して筆が進みかなりの長文になったので、3件で記事にしたいと思います。
質問をされた方に1点お願いがありまして。
回答にする感想、反論、質問など何か反応をいただけると嬉しいので、できればお願いします。
9月14日 名無し 様
同感です。
生活するなら南関東の一都三県が他の府県より格段にコスパが良いです。
色々な街に数年単位で移住するより、南関東をセミリタイアの拠点にして
気になる街には長目の旅行(半月~1ヵ月)や季節によっての複数拠点生活の方が楽しめるのではないでしょうか?
ハズレの街やデメリットの季節(札幌の冬等)を回避できますので。
(元記事) 実はセミリタイア最強都市は東京ではないのか?
たぶん快適さを求めるなら、ご提案の方法がいいと思いますね。
効率的に稼げる東京近郊に拠点を置く、季節の厳しい夏は北海道、冬は沖縄、興味のある街があれば1ヶ月滞在する。
一見お金がかかりそうですが、引越代やアパートの初期費用を考慮すると、僕の3年毎の移住生活と大差ないかもしれません。
しかし僕が移住に求めるものは、快適さよりも体験なんです。
回避とおっしゃっているハズレの街やデメリットの季節(札幌の冬等)も含めて、移住の楽しみだと思っています。
札幌に移住する際も、北国で過ごす初めての冬には興味津々でした。
いい面も悪い面も引っくるめて、一定期間継続的に住むことによってその街を深く知りたい。
また一箇所に5年以上住みたくはないので、東京にいたとしても住み替えることになるでしょう。
なので結局初期費用は、かかることになります。
それなら多少引越代が高くなっても、全く別の地方に住みたいなという考えです。
皆様はどちらの移住生活がお好みでしょうか?
9月16日 名無し 様
年金は65歳ではもらえないでしょう。
70歳、下手すれば75歳開始とかになりませんか。
そうすれば損益分岐点はもっと上になりますね。
また、長生きした場合は遺産があるので問題ないのではないでしょうか。
(元記事) 国民年金を納付するか?免除するか?考えてみた
支給年齢が繰り下がる可能性はあるでしょうが、現状の保険料と受給額で、75歳支給開始になることはあり得ないでしょう。
理由として、国民年金は損得計算が簡単に出来て、納付も個人に任せられる面が大きいので、平均寿命まで生きても損する設計にするはずがないと思うからです。
国民年金保険料は、月16,410円。
一生では、16,410円×12ヶ月×40年=7,876,800円払います。
受給額は、年780,100円。
7,876,800円÷780,100円≒10.10
ざっくり10年で元が取れる計算になります。
65歳支給開始だと、75歳で元が取れて、平均寿命までには開きがあります。
70歳開始にすると、80歳で元が取れて、男性の平均寿命程度。
これぐらいなら最悪あり得るかもしれません。
でも75歳開始だと、85歳まで生きないと元が取れないので、男性の平均寿命を大きく超えてしまいます。
小学生でも損得勘定できる計算なので、これだと払わない選択をする人が大幅に増えるでしょう。
払うことが義務ですし、未納が続くと差押されることもらしいですが。
個人払いである国民年金をそんな設計にするとは思えません。
あるとすれば、損益分岐点は85歳だけど、男性の平均寿命も87歳とかになった場合じゃないですかね。
あと別に親の遺産はアテにしていません。
信頼すべきは、老夫婦の金銭感覚よりも、国の年金制度ですね。
9月20日 まなみ 様
学生時代に頑張ったおかげで、早期セミリタイアできたんではないでしょうか?
頑張らなくて、ブラックで給料安いところに就職だったら、、、
(元記事) あまり頑張らないほうがいいと思う理由
たらればの話なので難しいですが・・・
頑張って偏差値65の組織に潜り込んで良かった面はありますね。
偏差値と民意は概ね比例すると思うので、同僚や上司は極めて常識的な人が多かったです。
怒鳴られたことも無いし、定時帰宅、有給取得も推奨されたので、労働環境も良かった。
仕事が出来なくても嫌われることもなく、退職する時も遺留されたぐらいです。
給与も10年目で576万円だったので、悪くないでしょう。
ご指摘の通り、ブラック企業&安月給で働くことを避けるためには、見かけの偏差値を上げておく効果はあったと思います。
しかし一方で、地頭偏差値50の人が、偏差値65の組織で働くのはやっぱり無理がありました。
記事でも少し触れましたが、教育が全く違います。
セミリタイア後によくやっているコールセンターがありますが、ここは偏差値45向けの教育をしてくれます。
業務は2日間ですが、最初の半日が研修。
詳しい資料が配られて、業務の流れや注意事項、Q&Aに至るまでゆっくりと読んでくれます。
そしてシステムの使い方も、実際に画面を触りながら、みんなで足並みを揃えて進んでいく。
最後は、業務役と相手役に分かれてシミュレーションまでして、実際の業務に入ります。
正直時間の無駄じゃないかぐらいに、じっくりと丁寧に研修をしてくれます。
上記を基準にすると、難易度も責任も格段に上の公務員時の業務研修は、最低でも1週間はないと釣り合いません。
しかし、新しい業務に異動しても研修はほぼありません。
任意で1時間ぐらい前任者との引き継ぎがあるのみで、ソッコーで業務開始。
2日後には締切があって、手探り状態で関係者との調整、システム入力、書類作成をしなければなりません。
簡素なマニュアルと周りの人に聞きまくって、ボロボロになりながら進めていきます。
特殊で1人だけの業務なら研修がないのも頷けますが、10人以上は新しく同じ仕事に就く場合でもこんな感じ。
1週間ぐらいして、半日ぐらいの研修がありますが、法律関係等をサラッとやるだけで、実践的な内容ではありません。
これが偏差値45と65の差です。
こう書くと偏差値65がブラックっぽく見えますが、決してそうではありません。
偏差値65の人達には、これで充分。
マニュアルを読んで、不明点だけピンポイントで聞けば滞りなく進められます。
1週間もタルい研修など受けていたら時間の無駄です。
事実大きな問題もなく、新人でも対応して組織が回っていました。
でも偏差値45でそれをやったら、それこそ仕事になりません。
みんな間違えまくって、全然仕事が進まないので、全体の1/4を使ってでも手取り足取り教えるしかないのでしょう。
例えば機械の使い方が分からずに質問した際でも、対応が全然違います。
偏差値65では、口頭でサラッと言われるだけ。
対して偏差値45だと、実際に横について完了するまで教えてくれます。
偏差値65の人たちには当然のことでも、地頭偏差値50の僕には苦労の連続でした。
地頭と実際の偏差値を合わせたほうが、多少給与が安くても働きやすい実感はあります。
僕はめっちゃ苦労して10年でセミリタイアしましたが、もう給与が安くても偏差値低めのところで12年働きセミリタイアするほうが、トータルで良かったのではないかなと思います。
ブラック企業確率や職場の人の民意まで含めると、答えは難しいところですが。
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