資産運用セミナーは不要

未経験の人からすると、投資・資産運用って難しいイメージがあるかもしれません。
そこで目につくのがセミナー。
有料、無料問わず、マネー系セミナーはかなりの数が開催されています。
難しそうな資産運用について、分かりやすく噛み砕いて説明してくれるセミナーに参加してみようと思う方もいるのではないでしょうか?
しかし、資産運用を学ぶ上でセミナーは不要です。
何か情報を得る際には、聞く、読むの大きく2つの方法があります。
この内、圧倒的に早いのは読むのほう。
例えば、ニュースと新聞、授業と参考書。
時間当たりに得られる情報量は、新聞、参考書に軍配が上がります。
それでもニュースや授業に価値があるのは、複雑なことを分かりやすく解説してくれるから。
参考書を読んでもピンとこないけど、授業を受けたら理解できた経験のある人は多いのではないでしょうか。
じゃあ資産運用はセミナーに行って、人の話を聞かないと分からないか?と言うと、そんなことはありません。
「日経平均って何?」っていう超初心者でも、1から理解できる名著があります。
また、人の話を聞いたからと言って、何か秘密の情報を得られる訳ではありません。
ニュースで言っていることは新聞に書いてあるし、授業の内容は参考書に書いてあることばかりです。
むしろ新聞や参考書のほうが網羅性が高いぐらい。
セミナーに関しても全く同じ。
僕自身、WEBでセミナーの動画を見たり、行った人から資料を見せてもらったり、MSで資産運用の相談をしたことがあります。
その全てにおいて、本を超える特別な情報が得られたことはありません。
卵を1つのカゴに盛るな、ドルコスト平均法等の定番の情報を説明していくだけです。
セミナーが1時間かかって何となく投資のさわりが分かるのに対して、本だと1時間も読めばもっと深く理解することができるはず。
さらにもう1時間読めば、すぐに投資を始めてもいいぐらいになっているでしょう。
わざわざセミナー会場まで出掛けて行って、数千円の受講料を払うのは、時間とお金がもったいない。
本を買えば、1,500円で素早く全て分かることです。
無料のセミナーだと、営業活動が根底にあることもあって、中立な情報が得られません。
セミナーに行く理由としては、有名な先生の話を直接聞いて喝を入れたい、投資仲間との出会い、例外的に超評判のいいものがあるぐらいでしょうか。
基本は本を読み、納得できたら少額でもいいから投資を始めてみて、やりながら実践的に学ぶのが一番だと思います。
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