マーケットに居続ける
![]() | 投資戦略の発想法〈2010〉 (2009/06) 木村 剛 商品詳細を見る |
過去にも数回読んだことがありますが、何度読んでも良書です。
著者の主張を抜粋してまとめると
財産作成を①「生活防衛資金」の段階 ②「5分割ポートフォリオ」の段階 ③「株式20銘柄ポートフォリオ」の段階 の3段階で考えるべきである。
第1段階では「生活防衛資金」として、少なくても2年間の生活を維持できる安全資産を持つことを目標にする。
第2段階では「5分割ポートフォリオ」を意識して少しずつリスク資産に投資していく。対象は、預金(=生活防衛資金)、日本株式、外貨MMF(もしくは外国為替証拠金取引)、外国ETF、日本国債。
第3段階では、「株式20銘柄ポートフォリオ」で高いリターンを求めていく。
この3段階を自分にあてはめてみると、第2段階までは達成しています。
2年分の生活費を賄える生活防衛資金はありませんが、無リスク資産と併せると1年分程度はもっています。
そして5分割ポートフォリオについても、外貨MMFを外国債券インデックスファンドに、外国ETFを外国株式インデックスファンドに置き換えると、ほとんど同じポートフォリオになります。
そして第3段階ですが、今現在まさに個別株投資を検討している最中です。
資産形成については、インデックス株式でも十分だと思いますが、個別株は保有コストが必要ないところが魅力です。また、少しの遊び心と経済の勉強にも有用なのでぜひやってみたいと思っています。
本書の中で、「株式20銘柄ポートフォリオ」について
タイミングよく投資などできないと割り切って、20銘柄に分散し、出し入れしないで、我慢強く持ち続けることを基本的な投資戦略とすべきです。そしてその結果は、多くの人たちが予想している以上にうまくいっているのです。
それが現実です。保有し続ける意思が大事なのです。
と主張しています。
日本株についてもインデックス中心でいくので、20銘柄も保有できるか分かりませんが、我慢強く持ち続けるという点は本の主張を全面的に支持して実行したいと思います。
この考えを根底に、冬のボーナスでの初個別株投資までに自分なりの基本戦略をお示しします。
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