仕事を辞めるかどうかの判断基準

セミリタイアする、しないに関わらず、今の仕事(職場)を辞めるかどうか、迷っている方は多いと思います。
人生に直結する重要な決断なので、悩むのも当然ですよね。
今回は、そんな場面で僕的に有効だと思う判断基準を紹介したいと思います。
視点は、以下の2点。
①職場でモデルにしたい人はいるか?
②いたとして再現性があるか?
内容の詳細を書きます。
①職場でモデルにしたい人はいるか?
自分が特にすごい能力もない場合。
10年後、20年後には、職場にいる誰かみたいになっている可能性が高い。
同じ時間割で、同じ仕事をして、同じ人達と付き合い、同じ待遇で。
余程自分に能力があるか、意識的に別のことをしない限り、行き着く先は同じです。
なので職場の先輩は、そこに居続けた場合の10年後、20年後の自分を写す鏡と言えるでしょう。
高確率で自分もそこに集約されていく。
果たして職場にモデルにしたい人はいるでしょうか?
②いたとして再現性があるか?
仮にモデルにしたい人が居た場合でも注意が必要です。
果たしてその姿は、自分に再現性があるのでしょうか?
すごく高い能力、高度なコミュ力、恵まれた容姿、高リスクを引き受ける、相当な運。
こう言った物によって、成し遂げられている可能性があるからです。
モデルにしたくても自分にとって再現性がない場合は、①の判断基準からは除外する必要があります。
①②の両方を満たす場合、今の仕事を続けることに意味がある。
続けていけば、目標に到達できる可能性があることを先人(先輩)が証明しているからです。
しかし、①②の両方を満たさない場合、居続けても決して未来は明るくない。
何しろ同じように頑張るだけでは、ダメなことが分かっているからです。
過去東大合格者が1人もいない高校で、学校の授業や課題に取り組んでも、決して東大に合格できないみたいなものです。
僕の話をすると、残念ながら職場でこんな風になりたいと思う人は見つかりませんでした。
優秀な方、人間的に素晴らしい方、尊敬できる方は、もちろんたくさんいました。
ただなりたいかと言われると、そうでもない。
優秀な人にところには必然的に仕事が集まってきて、時間的にもプレッシャー的にも大変そうでした。
内容的に楽なヒラでも、40・50代になって実働部隊で、毎日あくせく働くのもちょっと違う気もします。
そもそも自分は落ちこぼれだったので、95%以上の方には再現性がないってのもある。
一方で、セミリタイア済のブロガーさんを見ると、その生活に憧れました。
全てをリアルに語っているわけではない点を差し引いても、こんな生活がしたいと強く思う。
節約や投資で資産形成をして、あまりお金を使わなくても楽しみを見出していく生活スタイルも、僕としては再現性がありそうだと感じました。
モデルにしたい人もおらず、再現性もない今の仕事。
モデルにしたい人が多く、再現性もありそうなセミリタイア生活。
どちらを選ぶかは明白で、選択も間違っていなかったと思います。
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