リーマンショックの想い出

新型コロナの影響で、リーマンショック級の不況が来るのではないか?との声が聞かれます。
本日は、そのリーマンショック時の想い出振り返ってみたいと思います。
リーマン・ブラザーズが破綻したのが、2008年9月。
当時僕は、新社会人でした。
100年に1度とも言われた世界同時不況ですが、正直全く生活に悪影響はありませんでした。
まだ資産運用も始めていませんでしたし、公務員なので給与が大幅減額ということもありません。
株価暴落、派遣切り等も実感が沸かずに、完全なる他人事でした。
リーマンショックで、僕に起こった変化と言えば、ゴリゴリの自己責任論派になったと言うことです。
社会人になり、自分で収支を管理するようになって分かったことは、10万円ぐらいあれば全然普通に暮らせるという点。
だから月給15万円あれば余裕で貯金できますし、不安定な雇用であればなおさら貯金しておくべきです。
特に、年越し派遣村に集まってきたような期間工の人々。
彼らは結構いい給与貰っていますし、寮に入っており生活費も安くでき、かなり貯金できる環境。
にも関わらず、期間満了で寮を出ることになって、「生活できません、住む所もありません」と言われても・・・
同情できないどころか、「好き放題やっておいて、困ったらワーワー騒ぐ。マジでカスやな」と強い非難を感じました。
自己責任論は、セミリタイア後も維持・向上しています。
正社員に比べて、バイトや派遣の仕事がいかに楽か実感しました。
その分給与が安いのは至極当然のことで、別に不当に搾取されているわけではありません。
そもそも週4も働けば、充分に生活はできます。
バイトの給与支給 ワーキングプアは嘘だと実感した
でも冷静に考えると、自分が恵まれた環境に居たからかもしれません。
安定した公務員、退職後も人手不足の影響で時給は上がり、仕事も豊富にありました。
今回は、影響を受けやすいと言われる非正規で、雇用状況を肌感覚で感じられる立場です。
不況になって、自己責任論を改めるきっかけになるのでしょうか?
逆に、案外余裕だなと思えば、自己責任論に拍車がかかります。
今後の関心事として、注視していきたいと思います。
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