強行退職vs円満退職

今回の話題は、セミリタイア最後のビックイベント、退職について。
特にタイミングについて書きたいと思います。
言うまでもなく、ベストは自分の希望と職場の都合が合致する場合。
しかし、往々にして両者は利益相反関係となります。
そこで、強行退職vs円満退職として考えていきましょう。
まず合理的には、強行退職が良いのは確実だと思います。
僕自身は円満退職でしたが、損失がありました。
本当はボーナスを貰って、12月末で退職したかったのですが・・・
その時期は最繁忙期で、人員補充の見込みも低い。
よってキリのいい3月末まで我慢して、最後の有休消化も半分程度で留めました。
妥協することで穏便に済ませましたが、時期的にも辛く、有休も大損。
最後温かく見送られ、気分良く終わったことを差し引いてもマイナス。
ぶっちゃけもう関係ありませんから、自分勝手にいけばよかった後悔もあります。
しかし、強行退職は上級者向けの戦略で、迂闊に挑むと大怪我する点は注意していただきたい。
上記の通り、円満退職は損しがちですが、最悪なのは強行退職を狙ったけど、返り討ちに遭って失敗したパターン。
周囲の強い説得で、泣く泣く円満退職とほぼ変わらない条件に落ち着いてしまうことはあり得ます。
これだと、遺恨が残り微妙な空気になるけど、実益は少ない。
強行退職と円満退職の悪い所取りです。
強行退職をすると決めれば、押し通すの一択です。
ワガママ度合いにもよりますが、絶対にやりきる強い決意と自信がない場合は挑まないほうが無難だと思います。
1つ面白いかなと思うのが、相手に言わせるパターン。
例えば退職する意向だけを伝えて、「1週間後退職は無理っすよね(笑)?」、「有休完全消化は無理っすよね(笑)?」と冗談っぽくふっかける。
すると相手から、「いやいや、1ヶ月は頑張ろう」、「ま~15日消化ぐらいで留めてくれないか」と具体的に言われる。
これが自分の最低ラインを超えていたら、ラッキーなので即合意。
ダメなら、少し交渉してみて妥協点を探る。
意外と上手くいく場合もあるかもしれません。
とは言っても、圧倒的に有利なのは退職者。
無理矢理引き止める権利はなく、あくまでもお願いベース。
いついつ辞めますと断固言えば、勝ち取れます。
僕はヘタレで成し遂げられませんでしたが、今後セミリタイアする方は強行退職を達成してほしい思いもあります。
- 関連記事
-
- 住みたい街の生活コストを比較してみた
- 強行退職vs円満退職
- 僕のセミリタイアを正当化してみる