負けない選択

人生は選択の連続です。
長期戦になると運の要素が平準化されるので、選択の巧拙が重要になってくる。
よりよい選択のために大事なことは何か?
僕としては、いい選択をする最善策は、事前にルールを定めておき、忠実に決断することだと思います。
まず失敗談から。
公務員試験を受けていた時のこと。
合同の試験には合格して、各職場毎の内定を貰うため面接を受けに行きました。
3次面接まであり、夜に帰宅して一息ついていると、突然電話がかかってきました。
「ぜひ金村さんと一緒に働きたいと思っています。いかがでしょうか?」とまさかの当日内定。
ところが、ここは第1志望ではないどころか、第8志望ぐらい。
「すいません、ちょっと他の結果を見てから決めたいと思いまして・・・」と言いました。
すると、「分かりました。ではその後に連絡をください。ただ金村さんの枠が残っているかは分からないので、ご了承ください」とのこと。
電話を切ってから、致命的な失敗をしたことを後悔しました。
第1志望に受かり内定辞退しても、ちょっと小言を言われるぐらい。
それだったら、「はい、お願いします」と受けておき、最低限就職先を確保しておくことが正解でした。
まさか当日内定が出るとは思っていませんでした。
バカ正直に第1志望じゃないことを白状する愚行。
突然言われてテンパってしまい、「内定を受けたら、もうここに就職するしかない」と意味不明な思考回路で、こんな発言をしてしまいました。
せっかくのリスクヘッジの機会を棒に振ってしました。
面接の前に少し考えて、「内定を貰ったらとりあえず全部受ける」とのルールを定めておけば、回避できる凡ミスでした。
痛い目を見たので、情報や経験が一定値を超えたものは、広範囲に渡って、事前のルール作りや計画を徹底しています。
セミリタイア計画、資産運用規則、毎年の予算、旅行計画、バイト応募基準等々。
事前に充分な時間を取って、明確なルールを作る。
選択・決断時には、基本ルールに忠実に実行する。
これでほぼほぼの凡ミスが避けられます。
時間・情報量・冷静さに劣る場当たり的な自分は信用するに足らず、ルールに勝てるはずがありません。
とにかくちゃんとしたルールさえ定められ、それに従っていれば、そう悪い選択になることはありません。
人生経験や情報は、全てルール作りの素となるサンプル集めだと認識して、無駄にしないようにします。
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