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セミリタイアの話題が噛み合わない理由

金村 圭介(김 용규)

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以前帰省時に旧友と会ったけど、何となく噛み合わない、分かり合えない感じと書きました。

疎遠になった旧友と5年ぶりの再会

その理由を今更ながら分析すると、より良い人生のためのアプローチ方法が180度違っているからじゃないか?と思いました。

互いの近況報告をする中で、聞かれたのは「それは楽しいのか?」や「お前の目標は何なんだ?」です。

対して僕は彼らの仕事や育児の話を聞いて、「うわ・・・大変そうだな・・・」と感じたので、「しんどない?」や「辛くない?」との質問が多かったように思います。

両者がこのような質問になるのは、旧友が攻撃重視に対して、僕が守備重視と戦略が根本的に違っているため。

より良い人生との最終目標は同じ。
でも旧友は、多少の失点(しんどいこと)覚悟で、得点(楽しいこと)を取れるフォーメーションを敷いている。
逆に僕は、ガッチガチに守備を固めにいって、失点を防ぐことを最優先に考えている。

失点さえしなければ決して負けることはないし、何やかんやで1・2点は取れると思っています。
過去の試合結果を見ても、守備が崩壊するとろくなことがありません。
だから守備を固めて、ゲームを作りながら、失点可能性がない場面で攻撃に転じる。

以上のように、基本戦術がまるで違う。
この場合、議論を土俵に乗せるためには、「君は攻撃重視だけど、僕は守備重視なんだ」と立場を明確にする必要があります。
それをしないと、有意義な話にはなりません。

そこまでマジで話すことか?って部分もありますが。
せっかく互いに時間を取っているのに、噛み合わないでは面白くありません。

(もし機会があれば)次回からは、アプローチ方法が違う方には、基本戦術をお話したいと思います。
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Posted by金村 圭介(김 용규)
        

Comments 4

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のりまき  

考えてみれば、自分が親しくしている人たちは皆子供を作らないという選択をしています。
仕事をするしないよりも子供を持つ持たないの方が、価値観・人生観・立場の違いは大きいようです。
子供を持てば子育て中は子供中心の生活になるのは当然だから、それは良く分かります。
子育て中の親は、子供の成長・成績・友人関係に一喜一憂するものです。
今は独身や子無し夫婦というのが当たり前に受け入れられる社会なので(地方などはそうでもないですが)、
あまり肩身の狭い思いはしなくて済みます。
そして、我々のようなメインロードから外れた生き方をする人は、都市部にいるほうが居心地がいいんだろうなと思います。

2020/07/16 (Thu) 01:17 | EDIT | REPLY |   
金村 圭介(김 용규)  
コメント返信

のりまき 様

確かに子どもを持つとか考えられないですね。

2020/07/16 (Thu) 09:33 | EDIT | REPLY |   
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雑感

納得・共感する部分が多い記事でした。

少子高齢化をはじめとして最近ではコロナ禍など未来に対してリスクを多く感じる昨今では、キムさんの言う「防御中心」の人生設計が取られることが多いと思います。私もどちらかと言うとその傾向があります。

「子どもを作る」ということは現代において最大の「攻撃」ではないでしょうか。リスク覚悟でリターンを得る行為でしょう。
「子育てを損得で考えるな」
という批判もあるでしょうが、冷静に見て中間層以下の世帯にとって子育ては金銭的にハイリスクです。また、子どもが様々な問題に巻き込まれる危険性、子育ての社会的サポートの機会の低下など、金銭面以外にもリスクは多大であると感じます。

言い方は悪いですが、何も考えずポンポン子を生み育てているマイルドヤンキーのような人達がある意味羨ましいですね。先の不安を考えず攻撃的に生きる彼らとキムさんや私のような防御的な人間、どちらも正しいとも間違いとも言えないでしょうね。

2020/07/20 (Mon) 13:41 | EDIT | REPLY |   
金村 圭介(김 용규)  
コメント返信

名無し 様
> 先の不安を考えず攻撃的に生きる彼らとキムさんや私のような防御的な人間、どちらも正しいとも間違いとも言えないでしょうね。

しっかりと戦術を持ったほうがいいと思いますね。
守備重視と思いきや、攻撃にも色気を出しすぎて、得点もできず大量失点だと最悪です。

2020/07/20 (Mon) 21:53 | EDIT | REPLY |   

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