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『統計学が最強の学問である』 (西内 啓 著)の読書感想文

金村 圭介(김 용규)

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久しぶりの読書感想文。
図書館で借りて読んだ、以下の本を紹介したいと思います。



正直、後半部分は難しくなってきて途中で断念しました。
しかし途中までは僕でも理解できて、かつとても良かったので紹介したいと思います。

1冊の本の中で、一文でも心に刺されば読んだ価値があると言われますからね。

タイトルにもなっている、統計学が最強の学問である。
その理由として、本書ではこう言っています。

どんな分野の議論においても、データを集めて分析することで最速で最善の答えを出すことができる


具体例として、19世紀のロンドンで流行したコレラという疫病への対応が挙げられています。

コレラはイギリスで大流行して、数十万人もの死亡者を出しました。

これに対して、優秀な科学者、医者、役人達が、知恵を絞り様々な対策を講じますが、残念ながら無力でした。

一方で、ジョン・スノウという外科医は、同じような状況下でコレラにかかった人とかかっていない人の違いを調べました。
すると、水道会社Aを使っている人が、Bを使っている人に比べて、8.5倍も死亡者が多い事実を見つけます。
その時点でははっきりした理由は分からなかったのですが、「とりあえずしばらく水道会社Aの水を使うのを止める。以上!」との結論を出します。

そこから30年、別の学者がコレラの病原体であるコレラ菌を発見。
コレラ菌の存在する水を飲むことで、感染することが証明されました。
実は、水道会社Aはコレラ菌を多く含む場所から、採水していたことが後々明らかになりました。

当時、スノウの主張は「科学的でない」、「確実な証拠がない」として学会や行政からは退けられました。
しかし、彼の助言に従ってコレラに汚染された水の使用を止めた町では、ぱったりと感染が止まりました。

この例もあり、以下の通り言ってます。

ごちゃごちゃ理屈を唱えるよりも、とりあえず研究参加者をランダムに分けて、異なる状況を設定し、その差を統計学的に分析してしまえばいいのだから、これほどわかりやすく強力な研究方法はない。


理屈よりも、とりあえずデータを集めて分析する。

これは一個人の生活でも、とても有効なことだと感じました。

特に個人の場合は、フットワーク軽くやってみることが可能ですし、結果オーライでいいってのもあります。

僕自身の例でも、セミリタイア直後は、なるべく仕事は最小限に、その分消費出来なくてもやむを得ないと考えていました。
ただ、バイトの種類や頻度を色々と試して、考えが変わってきました。
現在では、年収60万円程度のバイトを許容しつつ、適度に消費する生活に固まりつつあります。
さらに、レギュラーバイトは週3限度とか、より細かなルールも設定できるようになってきました。

そもそもセミリタイアを目指すことになったのも、仕事をしていく中で膨大な感情データが集まり、ストレスと消費のバランス的に定年まで今のペースで仕事を続けていてはダメとの結論に至ったからです。
もちろんその結論は、間違っていませんでした。

体験する中で、自分の感情をデータ分析して、ルールを軌道修正していくやり方の有効性がよく分かりました。
ごちゃごちゃ理屈ばかり唱えているよりも、最善の答えを出すことができます。

本を途中で断念したぐらいなので、統計学的に分析などはとても出来ません。
ただ、色々やってみてどう感じたか?を記録していくことは可能なので、このデータ蓄積でより良いセミリタイア生活に繋げていければいいと思います。
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Posted by金村 圭介(김 용규)
        

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