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最後に信用できるのは・・金?

金村 圭介(김 용규)

今日は今年に入ってから初めての有休を取りました。
当然、裁判の傍聴に行ってきました。

今日のメインは現住建造物等放火罪です。
裁判員裁判で3日間かかるので、今日は被告人質問までなかったんですが、概要は下記のとおりです。

被告人は60過ぎの男。
母の介護疲れと、無職の自分の情けなさ、お金がなく生活保護の相談中であり、今後の生活への絶望感から、自身の住む借家に火をつけ、焼身自殺しようとしたもの。
結果、被告人自身は助かったが、同居の弟が死亡。家は全焼。

今まで、数多くの裁判を見てきましたが、ほとんどの被告人に共通しているのは、金がないということです。
窃盗や強盗、詐欺などの金に困ってやる犯罪はもちろん、傷害や強姦など直接お金と関係ない事件でも、被告人が金に困っていることがほとんどです。

金に困って犯罪を起こすのは、選択肢が無くなり追い詰められた末に・・・という流れです。
今回の事件で言えば、金がないことで、
・働かないといけないが、うまくいかない自分を追い詰めるしかない
・高価な介護サービスを利用することができず、自分でやるしかなく、ストレスを溜める

こうやってどんどん選択肢が狭まって、精神的に病んでいき、とんでもないことをしてしまいました。

金さえあれば、働かなくてのんびりしていてもいいし、親の面倒も見てもらえたでしょう。
これなら、自宅に放火するまではいかなかったはず。
頼りになる人がいない、悩みを誰にも相談できないネクラ人間でも、金に救われることも多い。

金があれば幸せになれるとは限りませんが、金があれば避けられる不幸が多いのは事実です。
金で解決できる問題もあります。


僕は今1,200万円以上の金融資産を持っており、40歳までは仕事を続けて早期セミリタイアすることが目標です。
しかし、ストレスでどうしても仕事が続けられない場合は、全て捨てて逃げることもありと思っています。
10年くらいは何もしないでも、十分生活できるから。
この心の余裕は本当に大きいです。
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Posted by金村 圭介(김 용규)
        

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