年金機能強化法にモノ申す
以下、日本年金機構のホームページからの引用です。
年金機能強化法は、平成24年8月10日に成立し、同年8月22日に公布されました。
この法律には、次のような年金の改善策が盛り込まれています。
・年金の受給資格期間について、これまでの25年(300月)を10年(120月)に短縮すること。
・国民年金の任意加入被保険者期間のうち、保険料を納めなかった期間(未納期間。60歳以上の期間を除く。)についても合算対象期間として、年金の受給資格期間に合算すること。
したがって、この法律が予定どおり施行されれば、国民年金保険料を後納していただくことにより、65歳以上の方が、保険料納付済期間、保険料免除期間及び合算対象期間を合算して10年に達した場合、平成27年10月から年金を受けることができるようになります。
今までは25年(300月)納めないと年金が全く貰えなかったのに対し、年金機能強化法により、その期間が10年(120月)になったわけです。
皆さんはこれをどう考えますか?
確かに、今までも払ったのに、ちょっと期間が足りなかっただけで1円も貰えないなんて、詐欺じゃないか?という批判があり、これがかなり解消されることになりました。
しかし、僕は断固反対です。
まず、年金加入対象期間は20歳から60歳までの40年間あります。
現行では、25年/40年=62.5%納めたら貰えるんです。
逆に言うと、15年は未納期間があっても貰えます。
もちろん、年金の支払いはお年寄りを支えるために必要なので、義務です。
所得が少なくて、払えない人は手続きをすれば、全額または一部減免になり、その分は納付要件の期間に反映されます。
つまり、年金の未納期間は、多少の例外はあるかもしれませんが、払えるのに払わなかった人、払えないけど免除もせずに放置していたんです。
国家に対する裏切り者です。
今までは、裏切り期間が15年までは許されていたのですが、これが30年になります。
40年中30年も裏切った人でも年金(もちろん満額じゃないですが・・・)が貰えるんです。
ただでさえ、年金財政が厳しいのに、こんな裏切り者に払っていては、ますます厳しくなります。
僕としてはむしろ納付要件を引き上げて、30年とか35年にして欲しいです。
無年金者はそれだけ美味しい思いをしてきた訳であって、その分老体にムチを撃って働けばいいんです。
国家を裏切った人間のことを考えて、真面目に払ってきた人の年金まで脅かされるのには納得がいきません。
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